VinFast ノースカロライナ工場のレンダリング
ベトナムの自動車&二輪製造販売のビンファスト( VinFast )は7月18日(米ノースカロライナ州ローリー時)、ノースカロライナ州で電気自動車工場の起工式を7月28日に開催すると発表した。これはノースカロライナ州初の電気自動車製造施設となり、ビンファストでは北米に於ける電気自動車の供給に貢献し、世界的なグリーンモビリティ革命の加速に貢献していく事を訴求した。
なおビンファスト傘下にあるビンファスト・オートは2017年に設立。ベトナムのハイフォンに自動化90%の自動車製造複合施設を所有している。
今回の米国内に於けるビンファストの製造施設は、ノースカロライナ州チャタム郡のトライアングル・イノベーション・ポイントに建設される。約 1,800エーカーの敷地面積に建設される同社工場は、第1段階で年間150,000台の車両の生産能力に達するように設計されている。
また同工場は、電気自動車の生産と組み立てという2つの主要な分野で構成され、この複合施設には、補助的なサプライヤー企業も収容される。
プロジェクトは第1段階の建設を開始するための基本許可を取得。製造複合施設が操業を開始すると同工場はサプライヤーのエコシステムが構築され、何千もの新たな雇用を創出する。
なお同工場は2025年から生産を開始する予定。昨年、ビンファストはこのプロジェクトに対してノースカロライナ州から12億ドルの奨励金パッケージを受け取り、サンフォード市、チャタム郡、ゴールデンリーフ財団から重要な財政支援を受けた。
ビンファスト・オート(VinFast Auto)のマダム・レ・ティ・トゥ・トゥイCEOは、「ノースカロライナ州の製造施設はビンファストの重要プロジェクトのひとつです。
操業が開始されれば、同工場はビンファストの北米市場に対する電気自動車の主要サプライヤーとしての役割も果たします。
またチャタム郡の工場の一部は、米国のクリーンエネルギー経済の推進に貢献し、ノースカロライナ州のグリーンモビリティ戦略の支援に貢献します。
また工場には小売店とサービス センターも設けられ、地元での試乗会を行う他、カリフォルニア全土でも製品イベントを展開。ビンファストのEVを直接体験していただく機会をご提案させて頂く事により、米国に於けるブランド認知も進めていきます」と語っている。