ベトナムの自動車ブランド「ビンファスト(VinFast)」は1月2日(米・ロサンゼルス発)、全米4州に跨がる5つのディーラーと正式に契約を締結したと発表した。同社ブランドでは、これにより米国な於けるビンファストの顧客は、これらディーラーを通じての同社のBEVを体験できるようになったと謳っている。
ちなみに今回、ビンファストの米国内正規ディーラーとして立ち上がった最初のグループは、Leith VinFast(ノースカロライナ州ローリー)、Smith Haven VinFast(ニューヨーク州セントジェームス)、Principle VinFast Grapevine(テキサス州グレープバイン)、フォートワースの Hiley VinFast(テキサス州フォートワース)、およびビンファスト ウィチタ(カンザス州ウィチタ)の5販社となる。
これらのディーラーでは、まずSUV型BEVの「ビンファストVF8」を同ブランド社として販売を開始。その後、VF 6、VF 7、VF9モデルを順次追加していく予定としている。
なお購入・リースによりビンファスト車を入手する全顧客は、車両に係る10年間/125,000マイルの保証と、非商業的使用の場合のバッテリーの10年間走行距離無制限の保証を含む、アフターセールス ポリシーを受ける資格を得ることになる。
ビンファスト車のグローバル販売およびマーケティング担当副最高経営責任者(CEO)のチャン マイ ホア氏は、「今回の取り組みは、販売ネットワークの拡大を介して、個々の米国内のお客様へ製品をお届けするための重要なステップとなります。
米国内の正規販社との協力体制構築を基に、我々は自社BEVの広域販売網の足かがりを築き、米国当地のお客様へ当社製品とサービスの提供網を確立致しました。今後は高品質なBEVを手頃な価格、優れたアフターセールスポリシーを介してご提供し、全てのお客様へ向けて、持続可能な未来を提供するという当社が掲げる使命を、実行に移してまいります」と述べた。
またリース・オートモーティブ・グループのダニー・ウィリアムズCOOは、「この度、ノースカロライナ州で、ビンファスト初の自社ディーラーを立ちあげることを、大変光栄に思います。 その過程に於いてビンファストの経営陣との交流を介して、彼らの製品に係るブランドポリシーと直に体験したことで、私たちはこのブランドに魅了されました」と話している。
ちなみに現在ビンファストは、カリフォルニア州で13の小売店とサービスセンターを運営しているが、今後は米国内に於いて正規ディーラー網を全米125の販売エリアに於いて拡大させていく予定であると話している。