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2018年11月2日【トピックス】

米GM、第3四半期利益25億ドルで調整後EBIT32億ドルに

坂上 賢治

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 同内容からGMチャイナの第3四半期の販売台数は、約83万6,000台を記録。中でもシボレーの勢いは年初から現在までの売上を10%押し上げる程となっている。これはエクイノックスを含め装備を充実させたクロスオーバー車が前年比で売上を29%伸ばしたためでもある。

 

 

加えて中国に於いて同社の収益率向上の礎となっているキャデラックの売上は、前年比で4%の増大と年初来20%アップを達成。ここでも第3四半期の記録を打ち立てている。

この成績を受けたキャデラックの事業部門では、総じてはまだ成長基調にある中国市場に応えるため、さらなる高級志向に沿った車両投入展開を進めていく予定で、通年売上の増大に期待が集まっている。

 

EV化の加速を一層進め、キャデラックでは半自動運転システム「スーパークルーズ」全搭載へ

 

 さてそのような実績を上げつつある同社グループのEV開発を筆頭とする最新動向については、まず第4四半期に於けるボルトEVの生産台数の20%増加を実行。国内外で高まりつつあるEV需要への社内体制の進化を一層進めていく。

 

 

併せてGMは、こうしたEV車両路線に於いて最も課題となるであろう高速充電技術の開発を加速化させるべくデルタ・エレクトロニクスと業務提携を結んでいる。この提携の成果として近く10分未満の充電時間で180マイルの走行距離を可能とするプロタイプ車の供給体制を整えていく構えである。

 

先の通り稼ぎ頭の中国に於いても好調を維持しているキャデラックに関する事業進展ではこの第3四半期から、キャデラック初のコンパクトラグジュアリーSUV「XT4」が中国を筆頭に米国やカナダに於いても店頭のショールームを飾っている。

 


オートモーティブ流動性(単位:10億ドル)(GMファイナンシャルを除く)

 

またキャデラックブランドでは、2020年以降全てのモデルへの半自動運転システムの「スーパークルーズ」を搭載を目指しており、同機能は米コンシューマー・レポートのランキングでも首位を獲得する程の人気の技術となりつつある。

その他キャデラックに関しては今後2020年まで6カ月毎にニューモデルを投入していく方針としており、最も直近のニューカマーは3列シートモデルのXT6になる予定である。( MOTOR CARSから転載  )

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。