この結果を踏まえ、GMの会長兼CEOのメアリー・バーラ氏は、「今回の第3四半期の業績は、モビリティの未来を継続的に前進させるとした計画が着実に進んでいることに加え、経営上のリスク管理を徹底することで優れた結果を出すという私たち経営陣の決断を如実に示したものです」と、その数値達成の成果を高らかに宣言した。
さらに各地域毎の成績なかでも北米事業の概要については、まずGMノースアメリカは、第3四半期10.2%と好調な収益を積み上げた。これは平均取引価格が上昇したことが反映されたもので、結果、第3四半期の実績としては過去最高値となっている。
生産面でも拡大した見込み需要に応えられるよう増産体制が組まれる程の活況に
対して当地での車両投入による成果については、直近の8月に2019年型ライトデューティーモデルの「シボレー・シルバラード」と、「GMCシエラ」がディーラーへ向けてのデリバリーを開始。
シルバラードの「LTZ」と「ハイカントリー」、さらにGMCシエラの「SLT」「デナリ」「AT4」といったクルーキャブモデルの納車台数が、いずれも同社が当初想定していた予想値をことごとく上回ったことから、拡大した見込み需要に応えられるよう生産現場での増産体制が組まれる程の活況となっている。
当期にGMは、このような数値を上げていることから同社の第3四半期の米国国内に於ける販売台数は約70万台を達成。
平均取引価格でも3万6,000ドルを上回り、ここでも第3四半期としての最高額を記録している。この数値による販売車両1台あたりの取引価格は前年比で800ドル、業界平均との比較では4,000ドル上回った。
「シボレー タホ」「サバーバン」「GMCユーコン」などのフルサイズSUVの売上も前年比で約12%アップ。また「シボレー コロラド」「GMCキャニオン」などのミッドサイズのピックアップも第3四半期としては2004年以降最高の売上高となった。