ニデックグループの精密機器メーカーであるニデックプレジション は8月12日、ベトナム子会社の〝ニデックプレシジョン(ベトナム)会社(以下、NPCV)〟のネットワークへの不正アクセスにより、データ漏洩被害が発生したと発表した。同社には、サーバ内のドキュメントやファイルを窃取した旨の通知と、身代金の支払いを求める連絡がきていると云う。
ニデックプレジションでは、この事案の発生直後より、外部専門家への相談と共に自社での調査を開始。自社調査の結果では、外部の集団からサンプルを掲載したとして提示されたウェブサイトに、NPCVが保有する情報が一部掲載されていることを確認。
現時点に於いては、漏洩データの範囲を明確に特定するまでには至ってはいないが、今後も徹底的に調査し、早期の解明に努めると共に、併行して再発防止に向けたあらゆる予防措置を講じていくとしている。
また、今回データ漏洩に関して、現在、ニデックや他のグループ会社での被害は確認されてはいないが、新たな事実が判明した際には、適宜速やかに、告知していくとしている。