究極の信頼( Ultimate Dependability )をブランドに掲げるUDトラックスは12月19日、先の4月で販売開始20周年を迎えた旗艦モデルの大型トラック「Quon( クオン )」のマニュアルトランスミッション車の一部車型( トラクター・薬剤散布車を除く7段MT車で、12段MT車は対象外 )を、いすゞ自動車からの車両供給へと切り替え、大型トラック クオンのMT車として来春より発売する。
インテリアイメージ(参考)
なお同モデルでは、先の9月に示したようにUDトラックスのブランドイメージを継承したエクステリア/インテリアデザインを採用し、クオンを愛用する顧客がスムーズに乗り換えできることを目指す。対象は7段MT車で一部モデルを除く。
昨今は大型トラック市場でも、MT車の販売比率は1割程度と限られているため、UDトラックスとしてはMT車の刷新により車両投入コストを抑えつつ、車種ラインナップを維持することに役立つだろう。またUD独自のステア機能に係る疲労軽減技術については、レーンキープアシスト等で補完されるものと見られる。
主な商品特徴は以下の通り
– エンジン・トランスミッション
2025年度燃費基準( JH25 )に対応した直列6気筒6UZ1エンジン( 6UZ1-TCC / 360PS、6UZ1-TCS / 380PS )と、7段マニュアルトランスミッション( MJT7V )を採用した。
– エクステリア
UDトラックスのアイデンティティであるヘキサゴングリルを採用し、製品ラインアップとしての一貫性、大型トラックとしての逞しさを表現した。
– インテリア
インテリアを黒色に統一し、サスペンションロック機能やベンチレーション機能を備えた高機能ベルトインシート( 一部車種で標準設定 )でドライバーの疲労軽減に貢献する。また、多様な用途を想定したさまざまな収納を備え、コックピット内の環境向上に寄与する。ハイルーフキャビンでは、大容量の収納スペースに加え、室内で着替えもできるスペースを確保した。
4インチ液晶メーターディスプレイに加え、タッチパネルを搭載した7インチセンターディスプレイ( バックカメラからの映像表示、AM / FMラジオ、音楽再生、ハンズフリー通話、SmartDeviceLink™の操作/ 表示を可能としている )を標準装備。また、キーレスライド、ETC2.0を全車標準設定した。
先進安全機能の搭載内容は以下の通り
ドライバーの運転負荷軽減、交通事故の低減に寄与する先進安全機能を備えた。
-プリクラッシュブレーキ( 歩行者検知機能付 )
-車線逸脱警報装置( LDWS )
-ふらつき警報
-電子式車両姿勢制御システム( ESC )
-ドライバーステータスモニター( DSM )
-ブラインドスポットモニター( BSM )
-前方衝突警報装置( MOIS )
-レーンキープアシスト( LKA ) *
-標識認識機能
-標識連動型スピードリミッター *
-EDSS( ドライバー異常時対応システム )*
-可変配光型LEDヘッドランプ
-タイヤ空気圧モニタリングシステム *
*オプション
製品詳細は以下の商品情報サイトを閲覧されたい。
https://www.udtrucks.com/japan/trucks/quon/quon-7mt