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2024年12月19日【新型車】

UD、「Quon」 MT車の一部車型で後継モデルを来春発売へ

坂上 賢治

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究極の信頼( Ultimate Dependability )をブランドに掲げるUDトラックスは12月19日、先の4月で販売開始20周年を迎えた旗艦モデルの大型トラック「Quon( クオン )」のマニュアルトランスミッション車の一部車型( トラクター・薬剤散布車を除く7段MT車で、12段MT車は対象外 )を、いすゞ自動車からの車両供給へと切り替え、大型トラック クオンのMT車として来春より発売する。

 

インテリアイメージ(参考)

 

なお同モデルでは、先の9月に示したようにUDトラックスのブランドイメージを継承したエクステリア/インテリアデザインを採用し、クオンを愛用する顧客がスムーズに乗り換えできることを目指す。対象は7段MT車で一部モデルを除く。

 

昨今は大型トラック市場でも、MT車の販売比率は1割程度と限られているため、UDトラックスとしてはMT車の刷新により車両投入コストを抑えつつ、車種ラインナップを維持することに役立つだろう。またUD独自のステア機能に係る疲労軽減技術については、レーンキープアシスト等で補完されるものと見られる。

 

 

主な商品特徴は以下の通り

 

– エンジン・トランスミッション
2025年度燃費基準( JH25 )に対応した直列6気筒6UZ1エンジン( 6UZ1-TCC / 360PS、6UZ1-TCS / 380PS )と、7段マニュアルトランスミッション( MJT7V )を採用した。

 

 

– エクステリア
UDトラックスのアイデンティティであるヘキサゴングリルを採用し、製品ラインアップとしての一貫性、大型トラックとしての逞しさを表現した。

 

 

– インテリア
インテリアを黒色に統一し、サスペンションロック機能やベンチレーション機能を備えた高機能ベルトインシート( 一部車種で標準設定 )でドライバーの疲労軽減に貢献する。また、多様な用途を想定したさまざまな収納を備え、コックピット内の環境向上に寄与する。ハイルーフキャビンでは、大容量の収納スペースに加え、室内で着替えもできるスペースを確保した。

 

 

4インチ液晶メーターディスプレイに加え、タッチパネルを搭載した7インチセンターディスプレイ( バックカメラからの映像表示、AM / FMラジオ、音楽再生、ハンズフリー通話、SmartDeviceLink™の操作/ 表示を可能としている )を標準装備。また、キーレスライド、ETC2.0を全車標準設定した。

 

 

先進安全機能の搭載内容は以下の通り

 

ドライバーの運転負荷軽減、交通事故の低減に寄与する先進安全機能を備えた。

 

-プリクラッシュブレーキ( 歩行者検知機能付 )
-車線逸脱警報装置( LDWS )
-ふらつき警報
-電子式車両姿勢制御システム( ESC )
-ドライバーステータスモニター( DSM )
-ブラインドスポットモニター( BSM )
-前方衝突警報装置( MOIS )
-レーンキープアシスト( LKA ) *
-標識認識機能
-標識連動型スピードリミッター *
-EDSS( ドライバー異常時対応システム )*
-可変配光型LEDヘッドランプ
-タイヤ空気圧モニタリングシステム *
*オプション

 

製品詳細は以下の商品情報サイトを閲覧されたい。
https://www.udtrucks.com/japan/trucks/quon/quon-7mt

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。