世界中のディーラーが4年ぶりに集結、アフター技能を競う
UDトラックスは11月9日、アフターマーケット技能コンテスト「UD現場チャレンジ2022」のワールドファイナルを埼玉県上尾市のUDエクスペリエンスセンターで開催した。ここでは世界各地で587チーム・2161名が参加した予選を勝ち抜き、最終戦に進んだ7か国12チームが優勝に向けて競い合った。
「UDトラックス現場チャレンジ」は、最前線でお客様を支える「現場ヒーロー」の技能、チーム精神、誇りを高めることを目的に2014年から隔年で実施されて来た。コロナウイルス感染拡大のため非開催となった2020年を経て、今大会は4年ぶり4回目の開催となった。
アジア・アフリカ・中東など、世界各地でUD車両の稼働を支えるディーラーが参加した同イベントは、UDのブランドプロミスである「Going the Extra Mile – その一歩先へ」を体現するもの。顧客の満足度を向上させるための重要な取り組みとなっている。
9日の開会式で、UDトラックスの丸山浩二代表取締役社長は 「世界中で毎日、何万台ものUDの車両が走っていますが、お客様にとって一番大事なことは故障なく計画通りに運行する事です。
そのためには、整備、部品スタッフ、サービスフロントのチームワークが必要です。現場チャレンジを通じて、チームワークの大切さを改めて認識し、仲間と共に切磋琢磨しながら技能を更に伸ばして頂きたいと思います」と期待を込めて語った。
なお同日の最終戦に参加したチームは、エレクトリック(配線図)、エンジン(点検・調整)、TechTool(オシロスコープ機能の使用)、故障診断(電気的不具合の故障・修理)、コマーシャル(ワランティクレーム作成)の5つの審査項目に臨んだ。
会場では「現場スピリット」のさらなる促進、そしてサービス現場の担う役割の重要性を改めて認識するためにUDトラックスの従業員が観戦。
ちなみに昨今のトラック業界では整備士不足、物流業界ではドライバー不足など、業界を超えて人材不足が深刻となるなか車両の稼動率を上げて物流の効率化に貢献するには、アフターマーケットに関わる従事者の技能向上がカギとなる。
そうした意味で、メカニック、部品担当、フロントが1つのチームとして密接に連携する「現場チャレンジ」は、個人の技能向上に加え、整備工場での車両の滞留時間を短縮し、トラックの稼働率引き上げに繋がる実践的なイベントとして今年も行われた。
「UD現場チャレンジ2022」結果
【クオンカテゴリー】
優勝: 日本代表 「Team Hachinohe」(八戸カスタマーセンター)
2位: オーストラリア代表「Night Riders」
3位: 日本代表 「Hyakumangoku」(金沢カスタマーセンター)
【クエスターカテゴリー】
優勝: インドネシア代表 「ID Team」
2位: インドネシア代表 「Keciwis」
3位: 南アフリカ代表 「Southern Shorts」
UD現場チャレンジ特設サイト
https://www.udtrucks.com/japan/about-ud-trucks/our-activities/gemba-challenge