米国内で自家用セダンを購入する消費者は激減する
KPMG米国法人は、米国内の自動運転車普及の影響を「アイランド・オブ・オートノミー:自動運転車はどのように世界中の都市に出現するのか?」と題して刊行。この12月26日、同内容の日本語版を日本国内でもリリースした。
KPMGジャパンによると、これは当地に於ける消費者の意識の変化が、米国自動車市場に与える影響について独自調査したものだと云う。( 坂上 賢治 )
それによると将来、自動運転車と新たなモビリティサービスの登場により移動手段の選択技が広がり、消費者の自動車購入意欲は低下すると予測した。
特に、自家用セダンを購入する消費者は著しく減少すると示唆し、実際の消費者は将来、自動車の購入を検討する際に、自動車を所有することの利便性や快適性。それとスマートフォンを使ってモビリティサービスを申し込む手間とを天秤に掛けて比較するようになる云う。
結果、自動車ユーザーは自身で自動車を購入するか、あるいは自動車を所有せずにモビリティサービスを移動手段として利用するかを選択。
その結果、米国内の自家用セダンの販売台数は急激に減り、2030年までに現在の540万台から210万台にまで激減する同社では予測した。
未来の消費行動は、地域性毎に異なる消費者ニーズに支えられる