テュフ ラインランド ジャパンは、12月3日、鈑金塗装工場など自動車を修理する工場の技術者育成トレーニングに対し、第三者認証機関として評価し、認定する「技術者育成トレーニング認定」を開始することを発表した。
今後、さまざまな技術を育成するトレーニングに対して、評価し監査項目に適合したトレーニングに対して認定する。また、その認定されたトレーニングで必要な技術基準を満たした技術者には、技術エキスパートとして認定するという。
このたび、テュフ ラインランド ジャパンは、第一弾としてBASFジャパン株式会社の自動車補修用塗料のプレミアムブランドR-M®が運営する塗装技術トレーニングに対し、「自動車補修塗装技術エキスパート認定トレーニング」として認定した。認定には、トレーニングの運営方法、管理方法、記録、施設、環境、内容、試験方法などの監査項目について評価を行う。
また、同社のトレーニングを受け自動車補修に必要な各種塗装の知識、技術を有した塗装技術者を「自動車補修塗装技術エキスパート」として認定する。
BASFジャパンコーティングス事業部部長 前田孝は、「数ある塗料メーカー主催の塗装技術者向けトレーニングの中でも、R-M®のトレーニングが、そのプログラムの品質および内容から、第三者認証機関テュフ ラインランド ジャパンに認定されたことは、非常に誇らしいことです。この第三者認証により、弊社のトレーニングを受講したユーザー様が、自動車補修塗装技術エキスパートとして認められたことを意味します。このユーザー様の信頼性の高い作業品質を今後も支援してまいります」と述べている。
また、今回の認定について、テュフ ラインランド ジャパンの運輸・交通部部長 有馬 一志は次のように述べている。「当社はこれまで、鈑金塗装工場認証で主に工場というハードウエアを監査してきました。しかし、今回認定したR-M®の塗装技術トレーニングは、塗装技能者の高い能力というソフト面を見える化するものです。『修理したマイカーの価値を維持する塗装品質』が求められる時代において、この塗装技術エキスパート認定がその一助となれば大変うれしく思います。」