ホンダは11月4日 、移住検討者に、新型電気自動車「ホンダe」と住まいを貸し出す「試住」プロジェクト「自分らしい働き方 with ホンダe」を11月16日から12月25日までの期間、神奈川県鎌倉市にて開催すると発表した。ホンダでは、同プロジェクトを通じてクルマが移動手段という枠を超え、新しい働き方とシームレスにつながる体験を提供したいとしている。
ホンダは、10月30日に未来志向の新型電気自動車「ホンダe(Honda e)」を発売した。これに先立ち「ホンダe」によって実現する未来の生活を想像できるプロジェクト「with Project ホンダe」の取り組みを8月27日より実施しており、今回の「自分らしい働き方 with ホンダe」もこの取り組みの一環として実施するものとなる。
「自分らしい働き方 with ホンダe」では、期間中、鎌倉市稲村ガ崎のアパート1室と「ホンダe」をそれぞれ、35日間程度の単位で無償で提供。参加者はクルマに乗り、時には海や山の自然豊かな環境に身を置きながら働く体験ができる 。
また、参加者は鎌倉市内に点在するコワーキングスペースを利用できるほか、鎌倉に拠点を持つ企業・団体が協力し地元のお店が週替わりでメニューを提供する「まちの社員食堂」の特典を利用できるという。
在宅勤務やテレワークが普及し、都心一極集中でなく、新たな生活拠点を求め、移住検討者が増えている。
ホンダでは、今回のプロジェクトを実際にその土地に試しに住み、働く機会を提供することでその動きを加速させること、そして、「ホンダe」があることでクルマによる移動と人々の暮らしや働くことがシームレスにつながり、日常がより豊かになる新しい価値の創造を目指すとしている。
同プロジェクトへの参加費および宿泊費、「ホンダe」の貸出費用は無料。鎌倉市への移住検討者が対象となり、募集は移住スカウトサービス 「SMOUT」を通じて行われるとのことだ。