豊田通商は、ラオスで初となるトヨタ車ディストリビューターのToyota Laos(TLAO社)を設立し、9月1日から営業を開始した。
ラオスでは、2012年の中古車輸入規制の導入以降、新車需要が安定的に推移。トヨタ車の販売台数も年間約1万台前後で推移し、同国の新車市場でシェア1位となっている。
これまで、ラオス国内には、トヨタ車ディストリビューターがなかったが、近年の環境を踏まえ、今回、豊田通商はトヨタ車ディストリビューターとしてTLAO社を設立して営業を開始。今後、トヨタ車ディーラーとも密に連携しながら、現地に根ざした事業運営を行うとしている。
豊田通商は、世界各国で自動車関連事業を展開しているが、ラオスにも拠点を有し、幅広い分野で事業を手掛けている。
自動車関連分野では、2016年12月に販売金融会社のToyota Tsusho Leasing (Lao) の営業を開始し、トヨタ車向けの販売金融事業を行っている。
同社は、これまでの自動車事業や、ラオスでのさまざまな事業で培ってきた知見と実績を生かして、TLAO社においてもトヨタブランドに相応しい販売・サービス事業を推進し、ラオス国におけるトヨタブランドのさらなる確立と、事業を通じた同国の発展に寄与していくとしている。
[TLAO社概要]
– 会社名:Toyota Laos Co., Ltd.(トヨタ・ラオス・カンパニーリミテッド)
– 所在地:ラオス・ビエンチャン市
– 設立時期:2018年5月
– 開業時期:2018年9月1日
– 代表者:河端政明(かわばたまさあき)
– 資本金:580億ラオスキープ
– 出資比率:
・豊田通商グループ 90%(Toyota Tsusho Asia Pacific 65%、豊田通商 25%)
・Sokxay Chaleun Karnkhar Sole(ソクサイ・チャルン・カンカ―・ソール・カンパニーリミテッド) 10%
– 事業概要:ラオス国におけるトヨタの車両・部品のディストリビューター事業