豊田通商は9月21日、スロベニアに自動車販売金融会社Toyota Tsusho Leasing d.o.o.(トヨタツウショウリーシング 以下「TTL」)を設立し、スロベニア全9店のトヨタディーラー内で、9月1日から営業を開始したと発表した。
豊田通商は、1998年にToyota Adria d.o.o.(以下「TAD」)を設立し、スロベニアの自動車販売代理店事業に参入して以来、同国での事業拡大を続け、現在はスロベニア全9店のディーラーで、年間約2,500台のトヨタ車を販売している。
今回の事業参入は、TADの販売事業の下、トヨタ自動車株式会社の欧州販売戦略を踏まえ推進していく。車両販売だけでなくリース契約も提案できるようにすることで、自動車の「保有」から「利活用」へと変化する顧客のニーズに合わせた商品の提供を目的としている。
TTLでは、TADと一体となり金融商品の提供を行い、顧客の自動車購入サポートをするだけでなく、車両メンテナンスとリースを一体化させたフルサービスリースなども提供。顧客のニーズに対応することで、トヨタ車の増販、顧客のロイヤルティー向上、さらなるトヨタブランド価値向上に寄与していくとしている。
■Toyota Tsusho Leasing d.o.o.会社概要
会社名:Toyota Tsusho Leasing d.o.o.(トヨタツウショウリーシング)
所在地:スロベニア リュブリャナ
代表者:SAŠO RAOSAVAC(サショー ラオサヴァッツ)
設立:2021年4月
資本金:4百万ユーロ
出資比率:豊田通商株式会社 100%
事業内容:自動車販売金融事業*およびディーラーへの在庫融資
(*ファイナンスリース、オペレーティングリース、など)