豊田通商とグループ会社のCFAOは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大するアフリカで、現地で活動する国連機関ならびに各国政府・公的機関に、トヨタ車のメンテナンス部品、フェイスシールド、消毒用アルコール、食料品などの提供・支援を行う。
なお、この取り組みは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、医療従事者や政府・自治体などに対して、トヨタグループを挙げて支援する取り組み「ココロハコブプロジェクト(※)」の一環として行われる。
欧米各国で、新型コロナウイルス感染症が徐々に収束していく一方、アフリカ地域では、現在も感染が拡大。今後、深刻な経済停滞や医療環境、食料問題の悪化が懸念されている。
豊田通商グループは、アフリカに深く根差し、アフリカの人々と共に成長する長期的な視点を持って同地域で事業を展開していくという理念「WITH AFRICA FOR AFRICA」に基づき、下記の支援を実施する。
[支援活動の概要]
豊田通商とCFAOは、トヨタ協力の下、支援先となる国連機関が保有するトヨタ・ランドクルーザーを対象に、車両メンテナンス部品を今後1年間にわたり無償提供していく他、トヨタグループにて製造のフェイスシールドの提供を7月から開始する予定。
また既に、アフリカ各国にあるトヨタ代理店と連携し、各国政府・自治体などに対しての車両無償リースや、メンテナンス部品供給、またコートジボワール、コンゴ共和国においては、保有する多目的工場、ビール工場の機能を活用し、消毒用アルコールを生産し提供している。
※「ココロハコブプロジェクト」は、東日本大震災の被災地を支援するため、トヨタやトヨタ販売店および、その従業員が、継続的かつ長期的に実施してきた支援活動の総称。今回は、新型コロナウイルス感染症で闘病中の人や、医療従事者・政府・自治体関係者に対して、トヨタグループが力を合わせて取り組む支援活動の総称とした。