トヨタ自動車は、7月5日、2019年から現在参戦しているカムリに代わり、「スープラ」で、NASCARエクスフィニティ・シリーズへの参戦を開始。また、市販車として、同年前半から順次、世界各国での販売を予定していることを発表した。
トヨタ自動車のフラッグシップスポーツカーとして長らく親しまれてきたスープラは、2002年に生産を中止。しかし、今年3月、「GR Supra Racing Concept」としてジュネーブ国際自動車ショー(*1)で復活し、市販モデルに関しても、近い将来の復活が示唆されていた。
スープラのエクスフィニティ・シリーズへの参戦は、2019年シーズンの開幕戦となる2月のデイトナビーチを計画。
7月5日には、NASCARカップ・シリーズ第18戦と、エクスフィニティ・シリーズ第16戦が開催されているフロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで、参戦予定のスープラを公開した。
NASCAR仕様のスープラは、米国のモータースポーツ活動拠点である米国トヨタ・レーシング・デベロップメント(TRD)と、南カリフォルニアに拠点を置くCalty Design Researchが開発とデザインを担当した。
トヨタ自動車は、2004年から「タンドラ」で、2007年からカムリでNASCARに参戦しており、2019年のスープラ投入で、3つのシリーズに異なる車種(カムリでモンスターエナジーシリーズ、スープラでエクスフィニティ・シリーズ、タンドラでキャンピングワールドシリーズ)で参戦する。
*1 :正式名称 Le 88e Salon international de l’automobile Geneve