トヨタ自動車は、米国で11月22日(金)から開催されるロサンゼルスオートショー(※1)において、RAV4のプラグインハイブリッド車(PHV)の「RAV4 Prime(米国車名・米国仕様)」を世界初披露する。
同モデルの発売は、米国および日本では2020年夏、欧州では2020年後半が予定されている。
RAV4は1994年の発売以来、トヨタのグローバルコアモデルのひとつとして、米国で累計約397万台、グローバルでは累計約974万台(2019年10月末時点)を販売。5代目となる新型RAV4は、米国では2018年末から、日本では2019年4月から発売されている。
RAV4 Primeは、RAV4の基本性能をベースにパワートレーンに新開発のプラグインハイブリッドシステムを採用した新しいモデル。米国においてのクラストップレベルの加速性能と、EV航続距離をはじめとした優れた環境性能を両立させている。
[主な特長]
1.走行性能と環境性能の両立
RAV4 Primeは、様々な路面における走行安定性やハンドリング性能などのRAV4の基本性能、RAV4のハイブリッド車(以下、RAV4・HV)のスポーティな走行性能をベースに、新開発のプラグインハイブリッドシステムを搭載。さらなる「Fun to Drive」を目指した。
エンジンは、RAV4・HVと同じ2.5Lを搭載。新開発の大容量リチウムイオン電池やモーターの大容量化をはじめ、高出力・新プラグインハイブリッドシステムの採用で、システム出力は、RAV4・HVを83hp(約62kw)上回る、クラストップレベルの302hp(※2 / 約225kw)を達成。時速0-60Mile(0-96km/h)加速において5.8秒(※2/RAV4ハイブリッドは7.8秒)を達成した。
また、大容量リチウムイオン電池を床下搭載することで、RAV4同等の室内空間を確保するとともに、低重心化により走行安定性を向上。駆動方式には、RAV4・HVと同じ「E-Four(電気式4WDシステム)」を採用している。
さらに、新開発のプラグインハイブリッドシステムにより、EV航続距離は39Mile(※3 / 約62km)を、燃費性能90MPGe(※3 / ※4)を達成。また、プリウスPHVと同様の「ヒートポンプオートエアコン」を最適化して高効率な電力消費を実現するなど、PHVに期待される高い環境性能も実現している。
加えて、大容量電池が災害時などにも役立てられるよう、駆動用電池に蓄えた電力を最大1,500Wの出力で家電などへ供給できる外部給電機能も搭載した。
2.専用デザイン
エクステリアデザインは、プレミアムなワイド感や低重心感演出のため、専用ミッドグリルとロアバンパーを採用。メッシュグリルでスポーティさを際立たせ、ピアノブラックのアクセントで高級感を高めている。
また、19インチ専用アルミホイールに大径タイヤを設定し、外板色に、鮮やかなスーパーソニックレッドを新規設定。ボディ下部をブラックに塗装し、ブラックルーフと合わせて、引き締まった印象を与えている。
インテリアは、視認性を高めるヘッドアップディスプレイや、大型9インチディスプレイオーディオをRAV4として初採用。パドルシフトも設定してる。
※1:正式名称「2019 Los Angeles Auto Show」(プレス・トレードデー:11月18日(月)~21日(木) 、一般公開日:11月22日(金)~12月1日(日))。
※2:米国仕様の社内測定値。
※3:米国仕様の米国EPA試験法に基づいた社内測定値(日本仕様と異なる)。
※4:充電した電力で走行したエネルギー消費量をガソリン等価換算し、1ガロン当たりに何マイル走行できるかを表した値。