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2017年11月28日【人事】

トヨタ自動車、役員体制を刷新。常務役員に生え抜きの女性社員を登用

坂上 賢治

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役員体制
従来の枠にとらわれず、「適材適所」の考えに基づき、社内外から高度な専門性を有した人材を配置。
– グループ会社や社外からの登用、および女性、外国人、技能系の登用を拡大

役員の位置づけ
副社長は社長の補佐役に加え、執行役としてCompany ChairmanやPresident、本部長を担当し、自ら現場を指揮するとともに、次世代人材を育成する役割を担う。
– 役員のより主体的な行動を促す。

高度な専門性を有する役員として、「フェロー」のポストを新設
– 役員の人材育成の幅を広げる。

執行役員体制の変更時期を従来の4月から1月に前倒し(組織変更とタイミングを合わせる)
– 各現場と一体となった執行をスピードアップ。

 

組織変更
コーポレート/事業・販売ビジネスユニット組織を再編。
– コーポレート機能の縮小(コーポレート戦略部、戦略副社長会事務局の再編)。
– 地域に根差したオペレーションの実現(海外統括会社の日本組織の再編)。

国内販売事業本部をチャネル制から地域制に再編
– より地域に密着した施策を実行。

TPS本部の新設
-トヨタの強みを集約。生産部門以外でもTPSを展開し生産性向上を目指す。

 

役員人事
1月1日付の執行役員・フェローの変更等は以下の通り

1月1日付 新執行役員の体制

 

またアイシン精機株式会社では、上記トヨタと同日の11月28日開催の取締役会で、下記役員の異動が決議・内定された。

 

これによりトヨタ自動車工業入社を経て、統合後のトヨタにてレクサス本部本部長や先進技術開発カンパニーのトップなどを務めた伊勢 清貴氏(トヨタ自動車専務役員)が1月1日付で副社長執行役員(2018年6月開催予定の第95回定時株主総会および終了後の取締役会を経て、取締役社長に就任予定)。

 

水島 寿之氏(トヨタ自動車専務役員)が同じく1月1日付で副社長執行役員。小木曽 聡氏が同社の走行安全VCプレジデント退任。伊勢 清貴氏(トヨタ自動車専務役員)が走行安全VCプレジデント就任。伊原 保守氏が同社取締役社長退任(相談役就任予定)。藤江 直文氏が同社取締役副社長退任。小木曽 聡氏が同社取締役退任と発表されている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。