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2018年9月11日【新型車】

トヨタ自動車、「シエンタ」を一部改良し2列シート車追加

NEXT MOBILITY編集部

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トヨタ自動車は、9月11日、シエンタをマイナーチェンジし、全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店を通じて発売した。

 

 

今回のマイナーチェンジでは、フロントグリル等の意匠を変更。また、従来の3列シート車(6人または7人乗り)に加えて、2列シート車(5人乗り)の「FUNBASE X」と、「FUNBASE G」を新設定した。

 

安全機能については、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ<静止物>)を設定(*1)。

 

ハイブリッド車では、28.8km/L(*2)の低燃費を実現し、平成32年度燃費基準+50%を達成している。

 

 

[主なポイント]

 

<2列シート車を新規設定>

 

○ 2列目シートを倒すことで、フラットかつ、最大荷室長2,065mm(*3)の大容量ラゲージを実現。26インチのマウンテンバイク2台の積載や、車中泊など、活用の幅を広げた。

 

○ 左右のデッキサイドに、ユーティリティホールを各9個設置。販売店装着オプションのユーティリティフックやシステムバーなどの装着が可能。

 

 

 

<安全機能を強化>

 

○ アクセルとブレーキの踏み間違え時など、障害物を検知して自動でブレーキをかける(*4)インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ<静止物>)を新設定(*1)した。

 

○ 歩行者(昼間)検知機能を追加した、Toyota Safety Sense(*5)を設定した。

 

○ 車両を上から見たような映像をナビゲーション画面に表示するパノラミックビューモニターをオプション設定。運転席からの目視だけでは見えにくい、車両周辺の状況をリアルタイムに確認することができる。

 

<外観デザインを進化>

 

○ フロントバンパー、フロントグリル、ヘッドランプ、リヤランプ、ホイールキャップの意匠を変更した。

 

○ 外板色に、ツートーン全6色を新設定。モノトーンは、新規設定色ベージュ(*6)などを含む全10色を設定。

 

 

<便利な機能を拡充>

 

○ パワースライドドア予約ロック機能(スマートロック操作)を新設定(*7)。パワースライドドアのクローズ中に施錠操作を行うと、クローズ後の施錠を予約できる。

 

○ 後席への荷物の置き忘れを通知する、リヤシートリマインダーを日本初(*8)採用(*9)。後席ドアの開閉でシステムが作動し、走行後、車両を停車しイグニッションをオフにすると、マルチインフォメーションディスプレイに荷物置き忘れ防止の通知メッセージが表示される。

 

 

<ウェルキャブ>

 

○ 車いす仕様車および助手席回転チルトシート車を継続設定し、ベース車と同様の改良を実施(*10)した。また、車いす仕様車については、ラゲージスペースが使いやすくなるスロープ前倒れ機能を設定拡大し、全車標準装備とした。

 

ウェルキャブは、10月10日(水)~12日(金)に東京ビッグサイトで実施される「第45回 国際福祉機器展H.C.R.2018」に展示予定。

 

*1:インテリジェントクリアランスソナーは、G Cueroに標準装備。G、FUNBASE G、X、FUNBASE Xにオプション設定。車いす仕様車には設定なし。

*2:JC08モード走行燃費。国土交通省審査値。

*3:トヨタ社内測定値。

*4:自動ブレーキまで働くシステムではあるが、必ず止まることを約束するものではない。道路状況、車両状態および天候状態等によっては作動しない場合がある。

*5:Toyota Safety Senseは、G Cuero、G、FUNBASE G、G 車いす仕様車に標準装備。X、FUNBASE X、X 車いす仕様車にオプション設定。

*6:ベージュは2列シート車専用色。

*7:X、FUNBASE X、X 車いす仕様車は、スマートエントリーパッケージを装着することで、フロントドアハンドルセンサーでの予約ロックが可能(非装着の場合も、ワイヤレスキー施錠ボタンでの予約ロックは可能)。

*8:2018年9月現在。トヨタ自動車(株)調べ。

*9:マルチインフォメーションディスプレイ(4.2インチカラーTFT液晶)装着車に標準装備。

*10:車いす仕様車は、インテリジェントクリアランスソナーの設定なし。外板色の設定も異なる。

 

 

[販売概要]

 

販売店:全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店
月販目標台数:7,600台

 

 

[生産工場]

 

トヨタ自動車東日本(株) 宮城大衡工場

 

 

[メーカー希望小売価格](単位:円)

 

◎:掲載写真(除くオプション)

Super CVT-i:Super Continuously Variable Transmission-intelligent(自動無段変速機)
THSⅡ:TOYOTA Hybrid System Ⅱ

*11:北海道、沖縄のみ価格が異なる。価格にはリサイクル料金は含まれない。
*12:車いす利用者が乗車する場合、車いす1人+3人(計4人)。
*13:消費税は非課税。

 

 

[ウェルキャブ(メーカー完成特装車)メーカー希望小売価格](単位:円)

 

*11:北海道、沖縄のみ価格が異なる。価格にはリサイクル料金は含まれない
*12:車いす利用者が乗車する場合、車いす1人+3人(計4人)
*13:消費税は非課税

 

 

■シエンタ 車両情報:https://toyota.jp/sienta/

 

■シエンタ ウェルキャブ 車両情報:https://toyota.jp/sienta/welcab/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。