トヨタ自動車は11月1日、名古屋市内に於いて国内の正規販売会社の代表者を招いて「全国トヨタ販売店代表者会議」を開催した。
この席上で予てよりトヨタ自動車自らが検討中としていた販売ネットワークの新構想として、来る2022~2025年を目途に原則、全販売店に於ける全車種併売化を実施することをようやく公表した。
同件についてトヨタ自動車は先の9月末以降、自動車業界で100年に一度と謳われるなかにあって、自動車利用層へより良い移動手段を提供する「モビリティ・カンパニー」への進化を求めて国内流通策の改革を検討している、としていたものの具体的な内容については公表を控えていた。
そもそも従来から同社は車両販売の体制で「トヨタ店」「トヨペット店」「カローラ店」「Netz店」の4つの販売系列で、それぞれ異なる専売車種を販売。
系列店毎の独自性を長らく維持してきたのだが、今回公表した新たな施策によって、基本的に全店同一車種販売方式に転換する。