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2018年12月17日【テクノロジー】

トヨタ、プリウスを仕様変更。内外装を変更しコネクティッド化

NEXT MOBILITY編集部

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トヨタ自動車は、12月17日、プリウスをマイナーチェンジし、全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店を通じて発売した。

 

 

マイナーチェンジでは、内外装デザインを変更し、また、専用通信機DCM(*1)を全車に標準搭載。新型クラウン、カローラ・スポーツに続いてコネクティッドカーに仲間入りした。

 

安全面では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車標準装備としたほか、後退の際、左右後方から接近してくる車両を検知し注意を促す「リヤクロストラフィックアラート(*2)」を新たに設定するなど、装備を拡充させた。

 

合わせて、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についても、ベース車と同様の改良を施した。

 

 

[マイナーチェンジの主なポイント]

 

<内外装デザインの変更>

 

・外観では、グリルやバンパー、ランプ類などの意匠を変更した。

 

・17インチアルミホイールの樹脂加飾部にチタン調の塗装を採用。15インチアルミホイールでは、ツインスポーク形状を採用した。

 

 

・室内は、インストルメントパネルやフロントコンソールトレイなどにブラック加飾を採用した。

 

 

・外板色には鮮やかなブルーメタリックとエモーショナルレッドⅡを新たに加え、全9色を設定した。

 

・“ツーリングセレクション”には、外板色とブラックの幾何学調ルーフフィルムをあしらったカラーリングを採用した。

 

 

<コネクティッドサービス>

 

・コネクティッドサービス(*3)の専用通信機「DCM」を全車に標準搭載し、「T-Connect(*4)」サービスを3年間無料で提供する。

 

コネクティッドサービスでは、専任のオペレーターに24時間365日、口頭で目的地設定や情報検索を依頼できる「オペレーターサービス(*5)」や、トヨタスマートセンターで収集するリアルタイムな交通情報や地図データなどをもとに、より最適なルートを探索し、ナビゲーション車載機に配信する「ハイブリッドナビ(*6)」機能などを提供している。

 

・スマートフォンアプリLINEにマイカーを“友達”として追加設定することで、ナビゲーションの目的地登録や航続可能距離の確認などができる「LINEマイカーアカウント(*7)」を設定した。

 

<安全機能を強化>

 

・昼間の歩行者も検知対象とする「プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)」をはじめ、車線を逸脱しそうな際にステアリング操作をアシストする「レーンディパーチャーアラート」や、全車速に応じて追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール」、夜間の見やすさをサポートする「オートマチックハイビーム」をセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車標準装備とした。

 

・後退する際に、左右後方から接近してくる車両を検知し、ドアミラー内のインジケーターの点滅とブザーにより、注意を喚起する「リヤクロストラフィックアラート」をオプション設定(*2)した。

 

 

<便利・快適機能を拡充>

 

・フロントコンソールトレイ内に設置された「おくだけ充電(ワイヤレス充電/*8)」のスペースを拡大し、大型スマートフォンにも対応した。

 

・背もたれ面と座面からシート表皮の熱気や、エアコンの冷風を吸い込むことで冷涼感をもたらす吸い込み方式の「シートベンチレーション(*9)」を前席に採用した。

 

 

*1)DCM:Data Communication Module

*2:Aプレミアム“ツーリングセレクション”、「Aプレミアム」、A“ツーリングセレクション”、「A」にT-Connect SDナビゲーションシステムとセットまたは、ナビレディセットとセットでオプション設定。

*3:クルマをトヨタスマートセンターと通信でつなぎ、安全、快適、便利など、様々なサービスを実現するシステム。

*4:突然の事故や急病時に専門オペレーターが警察や消防に取り次ぎ、迅速に緊急車両を手配する「ヘルプネット」や、通信により新しい地図情報を更新し、3年間(最長5年)無料で利用できる「マップオンデマンド」など、ドライブを支援する多彩なサービス。詳細については、T-Connectサイト参照(http://toyota.jp/tconnectservice/)。

*5:メーカーオプションのT-Connect SDナビまたは、販売店装着オプションのT-Connectナビが必要。

*6:販売店装着オプションのT-Connectナビが必要。通信圏外などの場合には、自動的に車載機での処理に切り替えて対応。利用にはT-Connect契約とマップオンデマンドの有効期限内であることが必要。

*7:メーカーオプションのT-Connect SDナビまたは、販売店装着オプションのT-Connectナビの装着およびナビ画面での操作が必要。

*8:Aプレミアム“ツーリングセレクション”、「Aプレミアム」、A“ツーリングセレクション”、「A」にオプション設定。

*9:Aプレミアム”ツーリングセレクション”、「Aプレミアム」に標準装備。

 

 

 

 

[販売概要]

 

– 販売店:全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店
– 月販目標台数:6,600台
– 店頭発表会:2019年1月19日(土)・20日(日)

 

 

[生産工場]

 

トヨタ自動車 堤工場

 

 

[メーカー希望小売価格]

 

◎:掲載写真(除くオプション)

 

 

[ウェルキャブ メーカー希望小売価格]

 

THSⅡ:TOYOTA Hybrid System Ⅱ

*10:北海道、沖縄のみ価格が異なる。価格にはリサイクル料金は含まれない。
*11:助手席回転チルトシート車“Aタイプ”、フレンドマチック取付用専用車“タイプⅠ”は、消費税込みの価格。
*12:フレンドマチック取付用専用車“タイプⅠ”は、車両購入時に運転補助装置を装着した場合のみ消費税は非課税。

 

 

■(トヨタ自動車)プリウス:https://toyota.jp/prius/

■(トヨタ自動車)プリウス ウェルキャブ:https://toyota.jp/prius/welcab/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。