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2023年10月25日【一部改良】

トヨタ、BEV「bZ4X」を一部改良し一般販売開始

NEXT MOBILITY編集部

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トヨタ自動車・ロゴ

トヨタ自動車は10月25日、、バッテリー式電気自動車(BEV/*1)の「bZ4X 」を一部改良し、従来のサブスクリプションサービス「KINTO(キント)」や全国トヨタレンタリース店を通じたリース販売に加えて、全国約4,400のトヨタ販売店での一般販売(現金一括・残価型割賦など)を、11月13日に開始すると発表した。価格(消費税10%込)は550万円から。

 

Z(4WD)(ブラック×ダークブルーマイカ)<オプション装着車>。 Z(4WD)(ブラック×ダークブルーマイカ)<オプション装着車>。

Z(4WD)(内装色:ブラック)<オプション装着車>。 Z(4WD)(内装色:ブラック)<オプション装着車>。

 

*1)BEV:Battery Electric Vehicle.

 

[主な改良内容]

 

1.急速充電時間の改善

・冷間時のバッテリー暖機性能向上等により、低外気温下での充電時間を短縮(駆動用電池充電警告灯点灯からSOC(*2)約80%までの充電時間を最大30%削減)。

 

*2)SOC:State of Charge(充電量)。

 

駆動用電池充電警告灯点灯からSOC約80%までのおおよその充電時間(*3)。 駆動用電池充電警告灯点灯からSOC約80%までのおおよその充電時間(*3)。

 

*3:充電時間はあくまで目安の時間であり、外気温や充電器の仕様などの条件により変わる場合がある。

 

2.BEVとしての実用性向上

・消費電力の抑制と空調制御の最適化により、実航続距離を延伸(*4)。

– 電費向上に貢献するAUTO(ECO)モードを自動起動化。消費電力が高いエアコンへの依存度を下げ、シートヒーター・ステアリングヒーター等を通じて直接的に乗員を暖めることで、省電力を実現。
– 空調制御の最適化を行い、消費電力を抑制(含、AUTO(ECO)モード時以外)。
– 湿度センサーを採用し、フロントガラスの曇りを検知し、外気取り込みのタイミングをより精密にコントロール。

・充電中における車両充電状態の情報を、メーター表示に追加。

– 現充電残量から、長距離ドライブ時などの急速充電器使用時に重要となる80%までの充電時間と、現充電残量でのエアコンON・OFF別の走行可能距離をメーターに表示。

 

3.装備を充実

・後席シートヒーター、助手席8Wayパワーシート、ブラック塗装のホイールアーチモールをZグレードに標準装備。
・フラッシュハザードランプ(後方車両への接近警告)を全車に標準装備。

 

4.Gグレードを追加設定

・18インチアルミホイールや4眼LEDヘッドランプ、12.3インチHDディスプレイ等、必要な機能や装備を厳選し、価格を抑えたGグレードを新設定。
・Gグレード(FWD)のWLTC一充電走行距離は567km(*5)。

 

G(FWD)(プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>。 G(FWD)(プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>。

G(FWD)(内装色:ブラック)<オプション装着車>。 G(FWD)(内装色:ブラック)<オプション装着車>。

 

*4:WLTCの一充電走行距離は従来と変わらない。
*5:Zグレード(FWD)のWLTC一充電走行距離は559km。

 

 

[メーカー希望小売価格](消費税込み)
– Gグレード:FWD 5,500,000円/4WD 6,000,000円
– Zグレード:FWD 6,000,000円/4WD 6,500,000円

※価格は一部の地域では異なる。リサイクル料金が別途必要。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。