トヨタ自動車は10月25日、、バッテリー式電気自動車(BEV/*1)の「bZ4X 」を一部改良し、従来のサブスクリプションサービス「KINTO(キント)」や全国トヨタレンタリース店を通じたリース販売に加えて、全国約4,400のトヨタ販売店での一般販売(現金一括・残価型割賦など)を、11月13日に開始すると発表した。価格(消費税10%込)は550万円から。
Z(4WD)(ブラック×ダークブルーマイカ)<オプション装着車>。
Z(4WD)(内装色:ブラック)<オプション装着車>。
*1)BEV:Battery Electric Vehicle.
[主な改良内容]
1.急速充電時間の改善
・冷間時のバッテリー暖機性能向上等により、低外気温下での充電時間を短縮(駆動用電池充電警告灯点灯からSOC(*2)約80%までの充電時間を最大30%削減)。
*2)SOC:State of Charge(充電量)。
駆動用電池充電警告灯点灯からSOC約80%までのおおよその充電時間(*3)。
*3:充電時間はあくまで目安の時間であり、外気温や充電器の仕様などの条件により変わる場合がある。
2.BEVとしての実用性向上
・消費電力の抑制と空調制御の最適化により、実航続距離を延伸(*4)。
– 電費向上に貢献するAUTO(ECO)モードを自動起動化。消費電力が高いエアコンへの依存度を下げ、シートヒーター・ステアリングヒーター等を通じて直接的に乗員を暖めることで、省電力を実現。
– 空調制御の最適化を行い、消費電力を抑制(含、AUTO(ECO)モード時以外)。
– 湿度センサーを採用し、フロントガラスの曇りを検知し、外気取り込みのタイミングをより精密にコントロール。
・充電中における車両充電状態の情報を、メーター表示に追加。
– 現充電残量から、長距離ドライブ時などの急速充電器使用時に重要となる80%までの充電時間と、現充電残量でのエアコンON・OFF別の走行可能距離をメーターに表示。
3.装備を充実
・後席シートヒーター、助手席8Wayパワーシート、ブラック塗装のホイールアーチモールをZグレードに標準装備。
・フラッシュハザードランプ(後方車両への接近警告)を全車に標準装備。
4.Gグレードを追加設定
・18インチアルミホイールや4眼LEDヘッドランプ、12.3インチHDディスプレイ等、必要な機能や装備を厳選し、価格を抑えたGグレードを新設定。
・Gグレード(FWD)のWLTC一充電走行距離は567km(*5)。
G(FWD)(プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>。
G(FWD)(内装色:ブラック)<オプション装着車>。
*4:WLTCの一充電走行距離は従来と変わらない。
*5:Zグレード(FWD)のWLTC一充電走行距離は559km。
[メーカー希望小売価格](消費税込み)
– Gグレード:FWD 5,500,000円/4WD 6,000,000円
– Zグレード:FWD 6,000,000円/4WD 6,500,000円
※価格は一部の地域では異なる。リサイクル料金が別途必要。