NEXT MOBILITY

MENU

2022年4月8日【イベント】

トヨタ博物館、昭和から現代までの小型車を集めた企画展開催

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

トヨタ博物館は4月8日、企画展「Here‘s a Small World! 小さなクルマの、大きな言い分」を開催すると発表した。

 

トヨタ博物館は、小型であることは、カーボンニュートラルという社会課題の解決に寄与し、また多様化する移動のニーズに応えやすいという点で、SDGsにも貢献すると考える。企画展は、国産車を中心に1950年代から現代までの個性豊かな小型車15台と、約60台のミニチュアカーで、小さなクルマたちの大きな存在意義を紹介し、これからのモビリティ発展の可能性を考えるうえでのヒントとなるべく企画したとしている。

 

 

 

 

日本の自動車メーカーは、戦前から日本の資源や道路事情に見合ったクルマを開発し、後にその技術が世界進出への足がかりとなり、現在の自動車大国の礎となっている。1949年に日本独自の軽自動車規格が制定され、1955年に通商産業省(当時)が発令した「国民車育成要綱案」でも排気量は350~500ccの車両を想定していた。小さなボディに工夫を盛り込むことで安価な大衆車の量産につながり、高度経済成長期の1960年代後半には日本にマイカーブームが訪れる。1980年代に入ると国産車・輸入車ともに高級化が進む一方、日本の各メーカーはユニークなデザインや、操る楽しさを伝えるコンパクトカーを次々と発表し、根強いファンを獲得した。

 

展示会場ではこれらの歴史をふまえ、昭和の軽自動車から令和の電気自動車まで、小型車がモビリティの発展に果たしてきた大きな意義と魅力を訴求していく。

 

 

 

 

■企画展「Here‘s a Small World! 小さなクルマの、大きな言い分」
期間:2022年4月29日(金)~2022年7月18日(月・祝)
場所:トヨタ博物館 文化館2階 企画展示室
内容:1950年代から現代までの全長4m以下の実車両と、約60台の1/43スケールモデルで小型車の変遷を紹介

 

<展示車両(年代順・同年のものは50音順)>
1:オースチン ヒーレー スプライト(1958)
2:マツダ R360クーペ KRBB型(1961)
3:ダイハツ ミゼット MP5型(1963)
4:フィアット 500D(1963)
5:スズキ スズライト キャリイ バン FBD型(1964)
6:スバル 360 K111型(1965)
7:ホンダ T360H AK250型(1965)
8:バモス ホンダ TN360型(1973)
9:スズキ アルト 3ドアバン SS30V型(1979)
10:ニッサン Be-1 BK10型(1987)
11:トヨタ RAV-FOUR(1989)
12:ホンダ ビート PP1型(1991)
13:スズキ カプチーノ EA11R型(1995)
14:トヨタ WiLL Vi NCP19型(2000)
15:トヨタ C+pod(2021)

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。