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2022年10月22日【新型車】

トヨタ、中国でbZシリーズ第2弾を発表

坂上 賢治

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TOYOTA bZ3

 

一汽トヨタ、BYDとの連携でシリーズ初・セダンタイプのバッテリーEVを発表へ

 

トヨタ自動車は10月24日、bZシリーズの第2弾となるTOYOTA bZ3を発表した。このシリーズ第2段にあたるモデルは、トヨタと比亜迪股份有限公司(BYD)が合弁で設立したBYDトヨタEVテクノロジーカンパニー有限会社( BTET )と、一汽トヨタ自動車有限会社( 一汽トヨタ )が共同で開発。セダンタイプのBEVとして一汽トヨタが生産・販売する。( 坂上 賢治 )

 

 

そのクルマづくりでは、BYDのリチウムイオンLFP電池( リン酸鉄リチウムを使用 )をベースに、トヨタがHEV開発で蓄積してきた電動化技術・冷却システム・制御システムなどの安全監視機能を融合。より安心・安全な製品づくりを目指したという。

 

この結果、最長航続距離は600キロメートルを超え、電池の耐久性についても10年後でも90%の容量を維持する事を開発目標に蓄電池そのものの劣化抑制も磨いた。

 

 

トヨタは、このbZ3を世に送り出す事を契機に国際連携を加速させ、今後は、シリーズ初代モデルbZ4X開発で獲得した知見を糧に、より競争力あるクルマづくりを目指す構えを見せている。

 

bZ3で電・動・車の3つの角度から「新しい自由」「新しい体験」を提供する

 

トヨタは、このbZ3の開発・発売の経緯について「当社は、自動車メーカーとして80年以上の歴史を持ち、世界で初めてハイブリッド車の量産を実現。電動車の累計販売台数は世界規模で2,000万台を超えています。

 

その結果、〝先進的な電動化技術〟〝安全性・信頼性・高品質〟及び〝Fun To Drive〟などを強みに全世界のお客様にご愛顧頂いています。その信頼を背景とした遺伝子は、このbZ3にも受け継がれています。

 

 

一方、BYDは1995年に電池事業で発足して以来、電動車や電池を含む新エネ分野で包括ソリューションを提供する企業へと成長を続けています。同社は電動化技術で業界トップレベルの企業であり、bZ3に安全で信頼性の高い電池技術を提供しています。

 

そんな今回のbZ3は、トヨタとBYDが合弁で設立した電動車技術会社BTETと一汽トヨタの3社連携で開発。トヨタのデザイン、生産、技術、品質管理等の分野から100名以上のエンジニアが参画する体制下でご提供します。

 

 

これらの3社が〝開発体制〟〝クルマづくり〟〝電池技術〟について、それぞれ学びあい、強みを融合し開発を行い誕生したbZ3は、これまでにない新しい価値と体験を提供出来るBEVに仕上がっています」と述べている。

 

TOYOTA bZ3主要諸元

全長: 4,725mm
全幅: 1,835mm

全高: 1,475mm
ホイールベース: 2,880mm
Cd値: 0.218
乗車人数: 5

 

TOYOTA bZシリーズ(開発中車両)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。