トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男)は7月9日、カローラシリーズに新しいコンパクトSUV「カローラ クロス」を追加。タイで初公開・販売を開始した。なお同車は今後、順次、導入国を拡大していく構えだという。(坂上 賢治)
カローラシリーズは1966年に日本で初代を発売して以降、世界150以上の国と地域で累計4800万台以上を販売してきた。そんなカローラは、常にその時代のニーズ、地域のニーズに即して拡販を続けてきた経緯がある。
そうしたなか世界的に需要が高まっているSUVを今回、新シリーズに加え、市場や地域の顧客ニーズに合わせて車種タイプを選択できるようにしたのだという。
カローラ クロスについては「COROLLA MEETS SUV」をキーワードに、顧客の期待値を超える「車格感(力強さを感じさせる外観)」+「ユーティリティ(使い勝手の良さ)」の両立を目指し開発。車台には、TNGAプラットフォーム(GA-C)を採用。カローラシリーズから引き継いだ安全装備も備えて「快適・便利・安心」を追求したクルマに仕上がったとしている。
タイでの世界初公開に際して車両の開発責任者である亀山大三氏は「カローラ クロスは、カローラの新しい家族であり、お客様にとっても、時には友人、時には相棒、時には兄弟・姉妹と、まさに家族のような存在になりたいと考えています。大切な人、荷物、未来も、全てを載せて、カローラ クロスでお客様の新しいストーリーを作るお手伝いができればと願っています」と話している。
車両概要
– クルマの骨格には、TNGAプラットフォーム(GA-C)を採用
– 新型トーションビームサスペンションによる安定したフラットな走り
– 広い居住空間とクラストップレベルのラゲージスペースを実現
– エクステリアは力強さの中に、艶やかな質感・洗練された気品ある外観
– 堂々として力強いFRフェンダー造形で、アクティブな雰囲気を演出
– RRフェンダーとキャビンとのコントラストにより、堂々としたスタンスを表現
– インテリアは見晴らしの良い空間と、充分なヘッドクリアランス
– クラストップレベルの荷室容量(487L/440L)
– ラゲージへのアクセスの良い高さ。子どもを抱えての乗降を想定した後席への広い開口
– 高いアイポイントによりブラインドスポットを低減し、広い視界を実現
– クラストップレベルの最小回転半径(5.2m)による取り回しの良さ
– カローラシリーズの安全装備*4を引き継ぎ、お客様に安全・安心を提供
– NEDCモード燃費 ハイブリッドモデル98g/km、4.3L/100km、ガソリンモデル150g/km、6.5L/100km(タイ仕様)