TOYO TIREは9月14日、オールシーズン(全天候型)タイヤとして販売している「CELSIUS(セルシアス)」ブランドにおいて、新たにビジネスバン専用となる「CELSIUS CARGO(セルシアス カーゴ)」を、2021年10月より国内で発売すると発表した。
「CELSIUS」は、同社が2015年より北米をはじめ欧州にも投入している全天候型のオールシーズンタイヤというジャンルの商品。国内では2019年に発売した。国連欧州経済委員会に規定されたシビアスノー要件を満たしたタイヤに与えられる「スノーフレークマーク」の打刻によって証明されるスノー性能を備え、突然の降雪時にも安心感のある走行が可能なほか、夏季と冬季の変わり目に季節専用タイヤへの履き替えなどメンテナンスが発生しないという利点がユーザーニーズをとらえ、好評だとしている。
今回発売する「CELSIUS CARGO」は、乗用車用の「CELSIUS」をビジネスバン向けにアレンジして開発した商品。ビジネスバンは荷物の積み下ろしなどに使い勝手の良い車両タイプで、複数の人を乗せて高速道路を使い、目的の現場へ向かうシーンもよく見られる。こうした車両特性から、タイヤには気候や季節によって変わる路面状況に左右されないスムースな発進と加速、確かなブレーキングを支える性能、また、大きな負荷が掛かった際の耐摩耗性などが求められる。
「CELSIUS CARGO」のタイヤパターンには、スノー/ドライ/ウェットそれぞれの路面で適切な効果を発揮し、耐摩耗性に寄与する要素を随所に施した。タイヤの側面には、外傷からの保護を目的としたバットレスデザインを採用。都市部などに見られる突然の降雪や高速道路での冬用タイヤ規制でも走行が可能であり、一年を通してビジネスバンの安定した走行をサポートするとしている。