ROBOTEST社が開発した「ROBOTEST Energy(以下、ロボテスト・エナジー)」は、ハブ結合式シャシダイナモメータ。会場には、そのミニチュアが展示された。
特徴は、従来の設備に比べ省スペース化ができる他、ステアリングの操舵が行えるため、より実走行に近い試験を実施できること。
そのメリットを活かし、自動運転車やEV(電動自動車)等を実走行テストする前に、より現実に近いテストをするために活用することが期待できる。
上記の「ロボテスト・エナジー」は、実走行で収集したデータを入力し、シャーシ上でそれを再現する事もできるが、様々な路面状況の情報を収集できるのが、路面スキャンシステムXENOMATIX社の「XenoTrack-TR」。
これは、車両のルーフにセンサを取り付けて走行することで、路面の形状計測や道路上の落下物の検知等を2mm以下の精度で実施することができるものだ。
ドライバーの運転支援システムの開発等に活用できるのが、Smart Eye社の「視線計測システム」。
これは、専用の近赤外LED光とそれを感知するカメラで撮影した被験者の映像を画像解析し、顔の向きや目の動き、まぶたの開き具合等をソフトウェアで計測するもの。
これにより、ドライバーの居眠りや脇見運転等を検知し、警告を出す等、安全運転支援のためのシステム開発への活用が期待できる。