いすゞ自動車は、中型トラック「フォワード」を改良し、3月29日から全国一斉に発売する。東京地区の希望小売価格は、868万9,680円(消費税8%込)。
今回の改良では、通信端末を標準搭載することによりコネクテッド化。車両コンディションの遠隔把握及びデータを活用した高度純正整備「PREISM(プレイズム)」を可能とする。
また、安全性向上アイテムの追加、高度OBD対応などを実施する。
今回のフォワードの改良により、いすゞ全トラックシリーズは、コネクテッド化(※1)される。
[改良の概要]
■遠隔データ活用の高度純正整備「PREISM」実施が可能に
改良では、これまでオプションとして展開していた通信端末をフォワード全車に標準搭載(※2)。インターネットを通じユーザ自身が、車両コンディションを把握できるようになる。
また同時に、いすゞでも車両の詳細データを把握。これにより、2015年から大型トラック「ギガ」から展開を始め、2018年には小型トラック「エルフ」でも採用された「PREISM」がフォワード全車で実施可能となる。
「PREISM」は、車両コンディションデータの活用により“未然に防ぐ・すぐ直す”をコンセプトとした高度純正整備で、休車時間の短縮に貢献するサービス。
また、いすゞのキャプティブファイナンス会社のいすゞリーシングサービスとのメンテナンス契約により、いすゞが責任を持って「PREISM」を実施する「PREISMコントラクト」の提供も開始する。
※1:一部車型を除く。
※2:フォワード Fカーゴには昨年10月に商用車テレマティクス「MIMAMORI(みまもり)」を標準装備済み。
■安全性能の向上と法規対応
アクセルとフットブレーキを同時に作動させた場合ブレーキを優先させる、ブレーキ・オーバーライド・システムを全車に標準装備。
また、車両総重量8トン未満の車型にサイドアンダービューミラーを標準装備。フォワードのすべての車型にサイドアンダービューミラーが標準装備される(※3)。
また、エンジンと排出ガス後処理装置に各種センサーを追加・変更し、排出ガス性能にかかわる装置の故障診断の要件強化(高度OBD規制)に対応する。
※3 車両総重量8トン以上の車両についてはすでに標準装備済み。
[目標販売台数]
16,500台/年(フォワード全体)
[東京地区希望小売価格]
■(いすゞ)フォワード(中型トラック):https://www.isuzu.co.jp/product/forward_post/index.html
■(いすゞ)PREISM:https://www.isuzu.co.jp/product/preism/index.html