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2023年12月8日【自動車・販売】

テスラ、新型「モデル3」の日本での納車を開始

NEXT MOBILITY編集部

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テスラ・ロゴ

テスラモーターズジャパンは12月8日、今年9月に発表された新型「Model 3 」(モデル3)の日本国内での納車を、7日に開始したと発表した。なお試乗は、全国のテスラストアやイベント会場 で体験できると云う。

 

新型モデル3は、エクステリアやインテリアの変更に加え、ファーサイドエアバッグの追加やサイドドアのインナーフレームの補強など、安全性に係る内容も大幅にアップグレード。

 

空力性能を最大化するエクステリアデザインや、車内を包み込むようなラップアラウンドインテリアなど、多岐にわたる改良が行われ、一充電あたりの航続距離は、現在日本で発売されているバッテリー式電気自動車(BEV)の中で最長の706km(ロングレンジモデル/WLTCモード:国土交通省審査値)へと向上している。

 

また、他のテスラ車両と同様に「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の対象となった(補助金交付額は65万円)。

 

[新型モデル3の特徴]

 

1.エクステリア

 

・ヘッドライトとテールライト

ヘッドライトを、シャープでスレンダーなデザイン(ウィングシェイプヘッドライト)に変更。フロントの幅を広く見せ、ライトの照射距離と照射幅を拡大することで、夜間走行時の安全性を向上させた。またテールライトを、シャープな「C」字型のワンピーステールライトへと変更した。

・ボディカラーに新色を追加

ステルスグレーとウルトラレッドを追加。光源や見る角度によって変化するデザインに。

・ホイールをアップデート

新たなスタイルの18インチ・フォトンホイールと19インチ・ノバホイール(オプション)の採用によりノイズをさらに低減。

 

2.インテリア

 

・リアタッチスクリーン

シートヒーターの制御やエアコンの風量調整、音楽やビデオストリーミングなどが可能な8インチのタッチスクリーンを後席に標準装備。

・キャビンデザイン

ドアパネルからフロントガラスまでを包み込むアンビエントライトにより、リビングルームのような雰囲気を演出。

・多機能ステアリングホイール

ステアリングホイールをアップグレードし、ウィンカーやワイパー、ヘッドライト、ボイスコマンドなどの操作を集約。

・アコースティックガラス

前後左右、360°すべてのメインガラスに2層アコースティックガラスを採用し、キャビンの静粛性を向上。

・ガラスルーフ

テスラならではのオールガラスルーフを引き続き採用。

・フロントシートベンチレーション

スマートフォンアプリで遠隔操作できるフロントシートベンチレーションやシートヒーターを装備。

・シート

包み込み性とサポート性が大幅に向上したシートを採用。

・CN95フィルタ

臭いを通さず空気中の有害物質を濾過できるCN95フィルタを採用。

・プレミアムマテリアル

内装で使用される素材をより柔らかく洗練されたものに変更し、高い精度で仕立てた。

 

3.パフォーマンス

 

・長い航続距離

エクステリアデザインをアップデートして空力性能を最大化。ロングレンジモデルに於いて、一充電走行距離最大706km(WLTCモード:国土交通省審査値)を実現。

・パフォーマンス

システム最大出力331kW、最大トルク559Nm(共にロングレンジモデル)と、同クラスのガソリン車を大幅に超える動力性能。

 

4.安全性

 

・サスペンションシステム

新たなサスペンションシステムと次世代車両安定制御システムにより、車両のスポーティーな特性を維持しながら衝撃吸収効果を向上。

・新たなドアヒンジとロックストライカー

サイド構造をより高い基準で改善。側面衝突時の安全性を効果的に向上させた。

 

 

 

(参考)
■(X)車両プログラムダイレクターのDaniel Ho氏による解説 

■(X)車開発エンジニアVPのLars Moravy氏の開発試験の様子

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。