テスラモーターズジャパンは12月8日、今年9月に発表された新型「Model 3 」(モデル3)の日本国内での納車を、7日に開始したと発表した。なお試乗は、全国のテスラストアやイベント会場 で体験できると云う。
新型モデル3は、エクステリアやインテリアの変更に加え、ファーサイドエアバッグの追加やサイドドアのインナーフレームの補強など、安全性に係る内容も大幅にアップグレード。
空力性能を最大化するエクステリアデザインや、車内を包み込むようなラップアラウンドインテリアなど、多岐にわたる改良が行われ、一充電あたりの航続距離は、現在日本で発売されているバッテリー式電気自動車(BEV)の中で最長の706km(ロングレンジモデル/WLTCモード:国土交通省審査値)へと向上している。
また、他のテスラ車両と同様に「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の対象となった(補助金交付額は65万円)。
[新型モデル3の特徴]
1.エクステリア
・ヘッドライトとテールライト
ヘッドライトを、シャープでスレンダーなデザイン(ウィングシェイプヘッドライト)に変更。フロントの幅を広く見せ、ライトの照射距離と照射幅を拡大することで、夜間走行時の安全性を向上させた。またテールライトを、シャープな「C」字型のワンピーステールライトへと変更した。
・ボディカラーに新色を追加
ステルスグレーとウルトラレッドを追加。光源や見る角度によって変化するデザインに。
・ホイールをアップデート
新たなスタイルの18インチ・フォトンホイールと19インチ・ノバホイール(オプション)の採用によりノイズをさらに低減。
2.インテリア
・リアタッチスクリーン
シートヒーターの制御やエアコンの風量調整、音楽やビデオストリーミングなどが可能な8インチのタッチスクリーンを後席に標準装備。
・キャビンデザイン
ドアパネルからフロントガラスまでを包み込むアンビエントライトにより、リビングルームのような雰囲気を演出。
・多機能ステアリングホイール
ステアリングホイールをアップグレードし、ウィンカーやワイパー、ヘッドライト、ボイスコマンドなどの操作を集約。
・アコースティックガラス
前後左右、360°すべてのメインガラスに2層アコースティックガラスを採用し、キャビンの静粛性を向上。
・ガラスルーフ
テスラならではのオールガラスルーフを引き続き採用。
・フロントシートベンチレーション
スマートフォンアプリで遠隔操作できるフロントシートベンチレーションやシートヒーターを装備。
・シート
包み込み性とサポート性が大幅に向上したシートを採用。
・CN95フィルタ
臭いを通さず空気中の有害物質を濾過できるCN95フィルタを採用。
・プレミアムマテリアル
内装で使用される素材をより柔らかく洗練されたものに変更し、高い精度で仕立てた。
3.パフォーマンス
・長い航続距離
エクステリアデザインをアップデートして空力性能を最大化。ロングレンジモデルに於いて、一充電走行距離最大706km(WLTCモード:国土交通省審査値)を実現。
・パフォーマンス
システム最大出力331kW、最大トルク559Nm(共にロングレンジモデル)と、同クラスのガソリン車を大幅に超える動力性能。
4.安全性
・サスペンションシステム
新たなサスペンションシステムと次世代車両安定制御システムにより、車両のスポーティーな特性を維持しながら衝撃吸収効果を向上。
・新たなドアヒンジとロックストライカー
サイド構造をより高い基準で改善。側面衝突時の安全性を効果的に向上させた。
(参考)
■(X)車両プログラムダイレクターのDaniel Ho氏による解説