帝人グループは5月20日、「人とくるまのテクノロジー展 2021 オンライン」(開催:5月26日~7月30日)に出展すると発表した。
この展示会は、自動車業界の最新技術・製品情報を世界に向けて発信する国内最大規模の技術展で、オンラインでの開催は今回が初めて。今回の出展では、「部品の軽量化 DAKE JA NAI +α(新たな価値)」をテーマに、自動車メーカーの部品供給パートナーとして、次世代の車づくりに貢献する技術や製品を紹介する。
また、7月2日(金)に開催される特別講演「地球環境から考える自動車環境」において、帝人の複合成形材料事業エンジニアリング統括である北野 一朗が、自動車向け複合成形材料の採用事例と今後の役割について講演を予定している。
【主な出展内容】
マルチマテリアルによるコンポジット製バッテリーボックス
複合材料(FRP)と金属材料を最適条件で組み合わせ、一体成形することで実現した、軽量・高強度で、安全性や耐久性、コスト効率などにも優れるバッテリーボックスを紹介する。
次世代樹脂グレージング
軽量で、耐衝撃性や光学品質に優れるポリカーボネート樹脂「パンライト」を使用し、革新的な生産プロセスや低コストの実現に向けて豊田自動織機と共同で取り組みを進めている、次世代樹脂グレージング(透明な樹脂を成形した自動車用の窓材)を紹介する。
植物由来ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」
成分の一部が植物由来で、バネのような分子構造によりストレッチ性、形態安定性があり、柔らかな風合いを有する、内装向けファブリックを紹介する。