ルネサスは日本国内のみならず、世界をリードする車載半導体サプライヤーであり、EVを自動車事業の注力分野の一つと位置づけている。
これを踏まえて同社は、今年初めに発表したRenesas autonomyを中心として、包括的なソリューションを開発中だ。
Renesas autonomyはオープンで革新的かつ高信頼性のプラットフォームとして、自動運転化や電動化、コネクト化の進む自動車の開発を加速させ、早期普及に貢献することを目指す。またRenesas autonomyには、モーターやインバータ制御技術、バッテリーマネジメントなどEV開発に必須なコア技術が含まれている。
なおマヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチームは、世界初のEVレースであるFIAフォーミュラE選手権で選手権スタート時に存在していた10チームの1つであり、唯一のインド系のチームである。
2017年7月に終了したシーズン3で走行したレーシング・カー「M3Electro」は、チーム初の優勝をはじめとして、表彰台に上がること10回、ポールポジション獲得を3回、最速ラップ賞獲得を2回もたらし、高い競争力を示している。
こうした好成績により、マヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチームはチーム戦では3位となり、個人戦でも新人ドライバーのFelix Rosenqvistが3位を獲得した。
2017年12月に香港にて開幕するシーズン4では、チームは新たに開発したレーシング・カー「M4Wlectro」で技術とイノベーションの限界に挑戦していく構えだ。
ちなみにFIAフォーミュラE選手権は、公道を走る電機自動車のレースであり、世界初のフル電動フォーミュラカーのモータースポーツである。
フォーミュラEは、ニューヨーク、香港、パリ、ローマなどの世界の主要都市の美しい景色を背景に公道を電動で走り抜ける。
フォーミュラEは2014年9月に北京のオリンピック公園にて初開催。4シーズン目となる今年は、10チームのドライバー20人が5大陸の11都市で優勝目指して競っている。
シリーズは、2017年12月2-3日の香港でシーズンが開幕。2018年7月28-29日のモントリオールにて閉幕する。
フォーミュラEはサステイナブルなモビリティソリューションを加速させるカタリストとして、自動車技術について競争力あるテスト・開発のプラットフォームとなっていることにある。
EV部品の設計や機能の改良、また世界中の人々の日常の運転環境の改善に貢献する。そのため、AudiがサポートするABT SchaefflerチームのLucas di Grassiがチャンピオンの座の防衛を狙う本年のシーズン4では、より多くの企業が参加。
シーズン5ではさらにBMWや日産などのビッグネームが車体や電池を新調してフォーミュラEに参戦し、またその翌年にはメルセデスベンツやポルシェも参加を計画されている。
最後にマヒンドラグループは、19億米ドルの売上規模を有する企業グループであり、インド当地に於いて農村の繁栄を促進し、都市生活を豊かにし、新しい事業やコミュニティを育んできた。
インドにおける業務用実用車、IT技術、金融サービス、バケーションオーナーシップについて、リーディングポジションにあって、またトラクターの生産台数では世界最大のメーカーでもある。
農業関連産業、部品、商用車、コンサルティングサービス、エネルギー、産業機器、物流、不動産、鉄鋼、航空、防衛、二輪車などでも強いポジションをも有し、インド本社を中核に世界100か国に20万人の従業員を配している。