タウは11月11日、さいたま市が認証する「さいたま市SDGs認証企業」に選出されたことを発表した。
さいたま市SDGs企業認証制度は、持続可能な開発目標(SDGs)の理念を尊重し、経済・社会・環境の3つの分野を意識した経営活動を推進する市内企業をさいたま市が認証し、経営支援を行う制度。2021年4月より開始し、第1回となる今回は32社が認証を受けている。
タウは、基幹事業である損害車リユースビジネスを通じて、『モノが大切にされ続ける循環型社会の実現』へ向けて、環境・社会・人材の3つを軸にSDGs達成への貢献を目指し取り組んでいる。
今回の認証に於いては、「人権・労働」「公正な事業慣行」「組織体制」の指標に於いて特に高く評価され、主に次の5つの取り組みについて社会貢献性や独自性の高さが認められ、選出されたとしている。
■タウのSDGsに対する取り組み
①「カー・トリアージ」の推進
タウは創業時より損害車のリユース・リサイクルに取り組み、現在までのリユース・リサイクル台数は累計100万台に上る。なお、それに伴うCO2の削減量は約320万トンと推定される。
②外出支援ボランティア「願いのくるま」
タウは、ターミナルケア(終末期の医療・看護)を受けている方のQOL向上への寄与を目指し、2018年1月に「一般社団法人 願いのくるま」を設立し、外出支援ボランティア「願いのくるま」をスタートさせた。
③返還不要の奨学金制度「タウ・スカラシップ」
タウは、文化芸術やスポーツ、学問などの各分野で秀でた才能と高い志を持つ若者を支援すべく、2020年2月より返還不要の給付型奨学金制度を創設。年5名の奨学生を支援し、経済支援のみならず、音楽分野で活躍する奨学生に向けた演奏会の主催や、書道分野で活躍する奨学生の作品販売支援など、活動機会の提供にも取り組んでいる。
④自治体との災害対応連携
タウは、水害による被災車両についても2004年の新潟県三条市を中心に発生した豪雨災害以降、積極的に対応を進め、迅速な車両引き取りを通じて、被災地の早期復興に取り組んできた。災害対応力の強化と迅速な初動対応による被災地の早期復興を目的に、2020年から自治体や警察、自衛隊、消防等といった機関との連携体制構築を進めている。
⑤働き方改革推進
タウは、長時間労働者0人、有給取得率100%、在宅勤務率40%、正確な勤怠記録100%という4つの指標で具体的な目標値を掲げ、働き方改革へ積極的に取り組む。リフレッシュ休暇やコアタイムを廃止したフレックス勤務など、残業削減や有給取得率・在宅勤務率向上のための施策や制度を拡充している。