タウは、2021年8月から続いている九州北部を中心とする記録的な大雨により被災した地域の復旧活動に貢献すべく、「災害対策本部」を設置し、水害車両の引き取り対応を開始すると、8月17日発表した。
今回、九州北部を中心に襲った大雨の影響により水害を受けた車両は、およそ30,000台(タウ調べ)(8/17時点)と見込まれ、未だに続く大雨の影響により、その数は今後も増えると予想されている。こうした水害車両は被災地の交通インフラの復旧を妨げる要因の一つにもなり、その処分が大きな課題となる。また、一般的に、室内が浸水しエンジンがからない状態の車は、修理に100万円以上の費用がかかるケースが多く、ディーラーなどでは下取り価格も付かないため、被災者には大きな経済負担となる。
このような状況を受け同社は、「災害対策本部」を設置し、特に被害の大きいとされる佐賀県内に、引き取った車両を一時的に保管しておくための臨時モータープールを2か所設置し、被災地復旧支援チームとして30名以上の社員を動員し、水害車両の迅速な引き取りに対応する。
なお、自社運営の中古車販売サイト「CARTENDER JAPAN 九州」に安価な軽自動車を掲載し、被災者支援の一助となるべく準備を進め、迅速な水害対応により、車を無くした人の経済的なサポートに加え、被災地の早期復興に寄与できるよう取り組んでいくとしている。
■概要
発生台数見込:約30,000台(タウ調べ)(九州北部のみ)
臨時モータープール設置:2か所(8/18開設、鳥栖市・多久市)計1,200台保管可能
被災地復旧支援チーム:約30名動員
■過去の水害車買取事例
■過去3年間の水害車両引取実績