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2023年6月14日【アフター市場】

中古車販売支援のシンフォニー、AI広告文生成機能を追加

坂上 賢治

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ファブリカコミュニケーションズは6月14日、自社が開発・運営する中古車販売業務支援クラウドサービス「symphony(シンフォニー)」へ、中古車両の広告出品時にセールスコメントを自動生成するAIライティング機能を追加した。

 

この機能は「symphony」を利用する中古車販売店が「車選びドットコム」などの中古車メディアへ広告掲載する際に、「symphony」へ既に登録された中古車の車両情報などを基に、AIが販売車両に合わせたセールスコメントを自動生成することができる機能だという。

 

 

 

同社では、中古車販売店の広告掲載時の業務を効率化すると共に、掲載情報の充実による差別化を図ることが可能となると謳っている。

 

より具体的には、中古車販売店が「symphony」に在庫登録した車両のメーカー名・車名、装備情報など車種の情報や、車両の状態など中古車特有の情報、さらには中古車販売店が特に強調したいポイントの情報を利用し、OpenAI社が提供するChatGPTのAPIを活用。

 

中古車に関する最適なセールスコメントを自動生成できるように設計したという。なお機能の利用は「symphony」加盟店向けに無料で提供しており、文章のリライトも回数制限なしで使うことができる。

 

なおセールスコメントの文字数の目安やライティングトーンを設定することで、より効果的なセールスコメントを生成することが可能。文字数は50文字〜500文字の間で5段階で調整できるとした。

 

ライティングトーンは「元気に」「明瞭簡潔に」「キャッチーに」の3パターンから選択可能で、それぞれで生成されるセールスコメントのトーンが異なる。また上部と下部に定型文を設定することができ、中古車販売店ごとの独自性はそのままにAIにセールスコメントを生成させることも可能とした。

 

「生成された文章への追加修正依頼」に追加で指示を入れることで、生成されたセールスコメントをAIにリライトさせることも可能。「追加でこの情報も入れたい」「この表現は削除して生成したい」といった指示に従い、セールスコメントを再生成します。回数制限はなく、何度でもリライトも可能。

 

ちなみに生成される文章は、「No.1」「希少な」などの景品表示法違反の恐れのある表現を使わずに生成されるようプロンプト設計されている。そのため景品表示法違反や誇大広告のリスクを低減できる。但し生成された文章が景品表示法に違反していないことを保証するものではない。

 

同機能を追加した理由は、中古車販売店の業務でセールスコメントの作成が他社との差別化を図り、車両のセールスポイントを伝えるために欠かせない作業の一つであること。しかし手作業でのセールスコメントの作成には多大な時間と手間が掛かることにある。

 

ファブリカコミュニケーションズでは「本機能を利用することにより、AIが自動でセールスコメントを作成・提案してくれるため、中古車販売店は作成にかかる時間と手間を大幅に削減することができます。

 

また、車両の登録情報から必要な情報を自動で取得してセールスコメントを作成するため、手軽に掲載情報を充実させることができ、他店との差別化を図ることができます」と説明している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。