スズキは１２月７日、軽乗用車の「ワゴンR」シリーズが、11月2日に国内累計販売台数500万台を達成（全国軽自動車協会連合会データよりスズキ調べ）したと発表した。

国内累計販売500万台を達成したスズキのモデルは、37年8カ月目で達成したアルトに次いで2車種目。「ワゴンR」シリーズは、国内累計販売では最短期間となる30年3カ月目での達成となった。

1993年9月発売の初代ワゴンRは、「乗る人を最優先し、快適で使い勝手のよいパッケージングを追求」というコンセプトで開発され、セダンタイプが中心だった軽自動車に“軽ワゴン”という新たなジャンルを創出し、軽自動車で初めてRJCニューカー・オブ・ザ・イヤー（RJCニューカー・オブ・ザ・イヤー受賞）を受賞。

発売以来、ユーザーからの要望や、その時代に求められる安全性能、環境性能などを取り入れながら進化を続け、現在は6代目。インドなどの海外でも展開されているほか、そのクルマ作りの思想は、軽ハイトワゴンのスペーシアや、SUVと融合させたハスラーにも受け継がれていると云う。

■ワゴンRの歴史と国内累計販売台数

・1993年9月：初代ワゴンR発売。
・1993年12月：’93-’94 RJCニューカー・オブ・ザ・イヤー受賞。
・1998年10月：2代目ワゴンR発売。
・1999年3月：国内累計販売台数100万台達成。
・2003年9月：3代目ワゴンR発売。
・2003年12月：国内累計販売台数200万台達成。
・2008年6月：国内累計販売台数300万台達成。
・2008年9月：4代目ワゴンR発売。
・2008年11月：2009年次 RJCカーオブザイヤー受賞。
・2012年9月：5代目ワゴンR発売。
・2013年9月：国内累計販売台数400万台達成。
・2017年2月：6代目ワゴンR発売。
・2023年11月：国内累計販売台数500万台達成。

■ワゴンRの国内累計販売台数の推移