パックスズキ社製の新型「アルト」に、660ccのR06A型エンジンを搭載。日本発売車と同一仕様の海外生産は初
スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏)でパキスタンの四輪車、二輪車の生産販売子会社パックスズキモーター社(パックスズキ社)は、新型「アルト」を6月15日より販売開始した。(坂上 賢治)
新型「アルト」は、日本で販売している軽自動車「アルト」と同じ全長・全幅のボディーに、優れた燃費性能と力強い走りを両立する660ccのR06A型エンジンを搭載。
パキスタンの道路事情を考慮して最低地上高を高くするなど、使用環境に合わせた変更を施している。運転のしやすさ、使い勝手のよさ、ゆとりある室内空間など、日本で磨いた高い基本性能を、お求めやすい価格で実現した。
パックスズキ社は1982年の生産開始以来、日本の軽自動車をベースに800~1,000ccのエンジンを搭載したモデルを中心に生産を行ってきた。
スズキの海外拠点で、現在の日本の軽自動車規格と同じボディーと排気量を採用したモデルを生産するのは、今回が初めてとなる。経済性、信頼性が高く、高性能な軽自動車を、日本のみならずグローバルに展開することで、スズキが強みとするコンパクトカーの更なる普及を図っていく。
新型「アルト」の主要諸元
– 全長×全幅×全高:3,395㎜×1,475㎜×1,490㎜
– エンジン:R06A型(660cc)
– トランスミッション:5MT/AGS
– 価格:999~1,295千ルピー(約779~1,010千円/0.78円/ルピーで換算)