スズキは3月20日、インド・ニューデリーで開催された日印経済フォーラムの中で、カーボンニュートラルの実現に向けて電気自動車(BEV)及びBEV向け車載用電池の現地生産に約1,500億円(約1,044億ルピー)を投資することについて、インド・グジャラート州と覚書を締結したことを発表した。
今回のイベントは岸田首相の訪印に合わせて開催され、岸田首相やモディ首相をはじめ両国政府関係者らの列席のもと、スズキからは鈴木社長およびマルチ・スズキ・インディア社の鮎川社長が出席した。
鈴木社長は、「これからのスズキの使命は、小型車でカーボンニュートラルを実現することです。インドへの積極的な投資を継続し、インド政府が掲げる“自立したインド(Self-reliant India)”の実現に貢献してまいります」と語った。
■覚書の概要
①スズキモーターグジャラート社(SMG)
内容:BEV生産のための生産能力増強
投資額:310億ルピー
稼働時期:2025年
②スズキモーターグジャラート社(SMG)
内容:BEV向け車載用電池工場の建設(SMG隣接地)
投資額:730億ルピー
稼働時期:2026年
③Maruti Suzuki Toyotsu India Private Limited(MSTI)
内容:車両解体・リサイクル工場の建設
投資額:4.5億ルピー
稼働時期:2025年