スズキは6月22日、自動車リサイクル法(正式名称は〝使用済自動車の再資源化等に関する法律〟)に基づき、2019年度(2019年4月~2020年3月)の特定再資源化等物品(自動車シュレッダーダスト:以下ASR、エアバッグ類、フロン類)に関する再資源化等実績を公表した。(坂上 賢治)
スズキは自動車リサイクル法により自動車製造業者等に義務付けられている特定再資源化等物品について、顧客から預託を受けたリサイクル料金により適正処理・再資源化を推進し、その責務を果たしている。
そのなかでもエアバッグ類、フロン類については、一般社団法人自動車再資源化協力機構に。ASRについては、自動車破砕残さリサイクル促進チーム「ART(Automobile shredder residue Recycling promotion Team、呼称:エイ・アール・ティー/いすゞ自動車、公益財団法人自動車リサイクル促進センター、ジャガー・ランドローバー・ジャパン、スズキ、日産自動車、ボルボ・カー・ジャパン、マツダ、三菱自動車工業、三菱ふそうトラック・バス、メルセデス・ベンツ日本、FCAジャパン、SUBARU、UDトラックスが加盟するASRを適正処理するためのチーム。)」に処理を委託し、特定再資源化等物品のリサイクルを適正、円滑かつ効率的に実施している。
同社が2019年度の再資源化等に要した費用の総額は36.4億円、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金は41.5億円、収支は5.1億円の黒字となった。この収支黒字5.1億円から、自動車リサイクル推進のために、公益財団法人自動車リサイクル高度化財団に3.7億円、リサイクル高度化事業に0.2億円を拠出した。今後も中長期的に全体の収支バランスが取れるよう取り組んでいく。
また、再資源化等の運営に要したメーカー負担金として、公益財団法人自動車リサイクル促進センターの運営関連費用やASRリサイクル関連費用1.2億円を負担している。
特定再資源化等物品の実績については以下の通り。
(1)ASR
ASRの引取量は60,388.3t、取り扱った使用済み自動車は450,662台。
再資源化率は実績値96.7%、2015年度以降の法定基準値70%を2008年度から継続して上回った。
(2)エアバッグ類
エアバッグ類の引取総個数は1,543,738個、引き取ったエアバッグ類にかかわる使用済み自動車は353,565台。
再資源化率は実績値94.5%、法定基準値85%を上回った。
(3)フロン類
フロン類の回収量は89,538.8kg、取り扱った使用済み自動車は403,935台。
*2 いすゞ自動車、公益財団法人自動車リサイクル促進センター、ジャガー・ランドローバー・ジャパン、スズキ、日産自動車、ボルボ・カー・ジャパン、マツダ、三菱自動車工業、三菱ふそうトラック・バス、メルセデス・ベンツ日本、FCAジャパン、SUBARU、UDトラックスが加盟する、ASRを適正処理するためのチーム。
2019年度 再資源化等の実績
エアバッグ類
エアバッグ類の引取総個数は1,543,738個、引き取ったエアバッグ類にかかわる使用済み自動車は353,565台。
再資源化率は実績値94.5%、法定基準値85%を上回った。
③フロン類
フロン類の回収量は89,538.8kg、取り扱った使用済み自動車は403,935台。
2019年度 再資源化等の実績