スズキは、タイにおける生産・販売子会社タイスズキモーター社(以下、タイスズキ社)が、11月6日に船外機の累計生産100万台を達成したと、11月9日発表した。
1968年に、スズキ初の海外二輪生産工場として生産を開始したタイスズキ社は、1999年から船外機の生産も開始。現在、船外機は4ストローク2~30馬力の12機種と、2ストローク9.9~40馬力の5機種、計17機種の小型船外機を生産しており、タイ国内向けはもとより、日本を含む世界各国に輸出している。
2020年4~9月のスズキ船外機の世界販売台数は前年同期比109%となった。そのうち日本の湖西工場製の中・大型船外機(4ストローク40~350馬力)は同112%と販売を伸ばし、タイスズキ社製の小型船外機についても同107%と堅調に推移している※。
※2020年9月末現在、スズキ調べ。
このたびの累計生産100万台は生産開始から21年1ヵ月での達成となった。スズキでは、今後も日本、タイの両工場を活用して船外機を効率的に生産し、幅広い需要に対応していくとしている。
■タイスズキ社の概要
– 社名:タイスズキモーター社(Thai Suzuki Motor Co., Ltd.)
– 本社所在地:パトゥムタニ県タンヤブリ市
– 従業員数:約1,000名(2020年3月末現財)
– 資本金:6億735万バーツ(スズキ出資比率97.5%)
– 生産品目:二輪車、船外機