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2025年3月21日【新型車】

スープラ、RZ一部改良/A90ファイナルエディション発売

坂上 賢治

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特別仕様車スープラ“A90 Final Edition”

 

TGR(TOYOTA GAZOO Racing)は3月21日、スープラRZグレードを改良・販売(全国のトヨタ車両販売店)。加えて全国のGR Garageの店頭で、特別仕様車スープラ“A90 Final Edition”(日本国内・150台限定)の抽選受付(受付期間は3月21日から4月13日まで、当選発表は5月9日)を開始した。

 

2019年に17年振りに復活。2020年・2022年にモデル改良を重ねてきたが、今回はスープラRZグレードの一部改良に加え、現行スープラの集大成となる特別仕様車スープラ“A90 Final Edition”が発売される。弊誌・関連記事

 

スープラRZグレードの一部改良モデル

 

なお両車は岡山国際サーキットで開催の「2025 AUTOBACS SUPER GT Round1(2025年4月12・13日)」で展示予定。

 

 

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スープラ RZグレード一部改良モデル
▷改良ポイント
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▷目的:安心・安全性能向上
 改良点:ブレーキ性能
 詳細:フロントブレーキを大径化し、brembo製18インチブレーキを採用
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▷目的:一体感のある走りの向上
 改良点:ボディ・シャシー剛性
 詳細:
  ・リヤ床下ブレースの構造を強化
  ・リヤサブフレームを強化ゴムマウントに変更
  ・フロントコントロールアームに強化ゴムブッシュを採用
  ・前後スタビライザーブラケットにアルミ強化品を採用

 

 

 改良点:サスペンションセッティング
 詳細:
  ・前後のキャンバー角を変更
  ・電子制御ダンパーの特性を変更
  ・フロントスタビライザーを強化

 

 

 改良点:空力性能
 詳細:
  ・フロントにホイールアーチフラップを追加
  ・フロントタイヤスパッツの高さを拡大
  ・ダックテールタイプのカーボンリヤスポイラーを追加

 改良点:アクティブディファレンシャル
 詳細:新しいシャシーセッティングに伴い、アクティブディファレンシャル制御を最適化

 改良点:EPS制御
 詳細:新しいシャシーセッティングに伴い、EPS*2制御を最適化
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▷目的:よりスポーティーな意匠
 改良点:内装
 詳細:
  ・ドライバーシートにGRロゴ刺繡を施したアルカンターラ®*3+本革シート表皮を採用
  ・シフトノブに赤リング、赤ステッチを採用(6速MTのみ)
  ・赤色シートベルトを採用

 

 

改良点:ホイール
詳細:ホイールカラーにマットブラックを採用
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スープラRZグレード一部改良モデル

主要諸元

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全長(mm):4,380

全幅(mm):1,865

全高(mm):1,295

ホイールベース(mm):2,470

トレッド(フロント・リヤ)(mm): 1,595・1,590

乗車定員:2

車両重量(kg):

 1,520(6MT)

 1,530(8AT)

エンジン:直列6気筒

型式:B58B30O1

内径×行程(mm):82.0×94.6

総排気量(L) :2.997

最高出力(kW[PS]/rpm):285[387]/5,800

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):500[51.0]/1,800~5,000

燃料消費率(WLTCモード)(km/L):

 11.1(6MT)

 12.2(8AT)

トランスミッション:6速マニュアル/8速スポーツオートマチック

駆動方式:FR(後輪駆動方式)

▷差動装置:

 フロント -

 リヤアクティブディファレンシャル

▷サスペンション:

 フロント/マクファーソンストラット

 リヤ/マルチリンク

▷ブレーキ:

 フロント/brembo製18インチアルミ4ポット対向キャリパー+374mm径ディスク

 リヤ/フローティングキャリパー+345mm径ディスク

ホイール:19インチ鍛造アルミホイール

タイヤ(フロント・リヤ):255/35ZR19・275/35ZR19 MICHELIN PILOT SUPER SPORT

燃料タンク容量(L):52

<スープラ RZグレード一部改良モデルの概要はここまで>

 

 

 

 

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特別仕様車 スープラ“A90 Final Edition”

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特別仕様車 スープラ“A90 Final Edition”
▷改良ポイント
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▷目的:安心・安全性能向上
 改良点:ブレーキ性能
 詳細:
 ・フロントブレーキを大径化し、brembo製19インチブレーキを採用
 ・フロントに高μブレーキパッドを採用
 ・フロント・リヤともにフローティング構造のドリルドディスクを採用
 ・ステンレスメッシュのブレーキホースを採用
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▷目的:野性味ある走りの追求
 改良点:加速性能・レスポンス・サウンド
 詳細:
 エンジン出力向上 : 285kW(387PS)から324kW(441PS)*1
 エンジントルク向上 : 500N・m(51.0kgf/m)から571N・m(58.2kgf/m)*1
 吸気系改善 : レゾネーター廃止、インテークパイプの経路を最適化
 排気系改善 : 低排圧触媒、アクラポヴィッチ製チタンマフラーを採用

 

 

 改良点:冷却性能
 詳細:
 ・ラジエーター冷却ファンを強化
 ・サブラジエーターを追加
 ・ディファレンシャルギアカバーの冷却フィンを大型化
 ・脱着式のインナーダクトを採用したカーボンボンネットダクトを追加
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▷目的:一体感のある走りの向上
 改良点:ボディ・シャシー剛性
 詳細:
 ・フロントカウルブレースを強化
 ・フロント床下ブレースを追加
 ・強化ラゲージクロスバーを追加
 ・リヤ床下ブレースの構造を強化
 ・リヤサブフレームをアルミリジッドマウント化
 ・フロントロアアームのゴムブッシュを強化
 ・フロントコントロールアームにピロボールジョイントを採用
 ・前後スタビライザーブラケットにアルミ強化品を採用
 ・リヤスタビライザーリンクを強化

 

 改良点:タイヤグリップ性能
 詳細:
 ・10mm拡幅したハイグリップタイヤMICHELIN PILOT SPORT CUP 2を採用
 ・フロント : 265/35ZR19、リヤ : 285/30ZR20
 ・フロント19インチ、リヤ20インチの専用鍛造アルミホイールを採用

 改良点:サスペンションセッティング
 詳細:
 ・前後のキャンバー角を変更
 ・KW製減衰力調整式サスペンションを採用
 ・前後スタビライザーを強化

 改良点:空力性能
 詳細:
 ・カーボンフロントスポイラーを追加
 ・カーボンフロントカナードを追加
 ・フロントセンターフラップを追加
 ・スワンネック構造のカーボンリヤウイングを追加

 改良点:アクティブディファレンシャル
 詳細:新しいシャシーセッティングに伴い、アクティブディファレンシャル制御を最適化

 改良点:EPS制御
 詳細:新しいシャシーセッティングに伴い、EPS制御を最適化

 

 

 改良点:操作性
 詳細:
 ・シートパッドにアルカンターラ®素材を使用したレカロ製カーボンフルバケットシート「RECARO Podium CF」を採用
 ・ステアリングホイール、ドアトリム、センターコンソールニーパッド、センターアームレスト、シフトノブ・ブーツ、インストルメントパネル中央部の表皮にアルカンターラ®素材を使用
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▷目的:よりスポーティーな意匠
 改良点:内装
 詳細:赤色シートベルト、専用カーボンスカッフプレート、専用インストルメントパネルカーボンオーナメントを採用
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特別仕様車 スープラ“A90 Final Edition”

主要諸元
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全長(mm):4,380
全幅(mm):1,865
全高(mm):1,275
ホイールベース(mm):2,470
トレッド(フロント・リヤ)(mm):1,595・1,585
乗車定員:2
車両重量(kg):1,530
エンジン:直列6気筒
型式:B58B30O1
内径×行程(mm):82.0×94.6
総排気量(L) :2.997
最高出力(kW[PS]/rpm):324[441]/6,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):571[58.2]/4,500
燃料消費率(WLTCモード)(km/L): -
トランスミッション:6速マニュアル
駆動方式:FR(後輪駆動方式)
▷差動装置:
 フロント/-
 リヤ/アクティブディファレンシャル
▷サスペンション:
 フロント/マクファーソンストラット
 リヤ/マルチリンク
▷ブレーキ:
 フロント/brembo製19インチアルミ4ポット対向キャリパー+395mm径フローティングドリルドディスク
 リヤ/フローティングキャリパー+345mm径フローティングドリルドディスク
▷ホイール:
 フロント/19インチ鍛造アルミホイール
 リヤ/20インチ鍛造アルミホイール
タイヤ(フロント・リヤ):265/35Z1R19・285/30ZR20 MICHELIN PILOT SPORT CUP 2
燃料タンク容量(L):52
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*1 特別仕様車 スープラ“A90 Final Edition”の最高出力および最大トルクをワールドプレミア時点より以下の通り変更した。
最高出力 kW(PS)/rpm 320(435)/6,000→324(441)/6,000
最大トルク N・m(kgf・m)/rpm 570(58.1)/4,500→571(58.2)/4,500
*2 Electric Power Steering
*3 「ALCANTARA®」、「アルカンターラ®」はアルカンターラ社の登録商標
*4 特別仕様車 スープラ“A90 Final Edition”は持ち込み登録です。各諸元の数値はメーカー設計値であり参考数値。登録の際は車両の実測数値が適用される

<以上、特別仕様車スープラ“A90 Final Edition”の概要>

 

 

 

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メーカー希望小売価格(消費税込み、単位 : 円)
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スープラ RZグレード一部改良モデル
 6MT:8,000,000
 8AT:8,000,000
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特別仕様車 スープラ“A90 Final Edition”
 6MT:15,000,000
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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。