住友商事は、米州住友商事(以下総称して「住友商事グループ」)を通じて、カーシェアリング用自動運転EV(電気自動車)メーカーである、Rivian Automotive, Inc.(リヴィアン)の第三者割当増資を引き受け、出資参画したことを12月13日、発表した。
リヴィアン社は、車両の設計や開発を行なう本社拠点に加え、カリフォルニア州に自動運転やデータ通信、バッテリーなどの技術開発拠点を設置し、イリノイ州に年間30万台の生産能力を有する工場を保有。
2020年にはピックアップトラックを北米市場に初投入する計画で、共同所有や共同利用を主用途として開発した複数の車種を、順次量産化する予定だ。
また、充電やメンテナンスだけでなく、顧客同士の交流の場ともなるカスタマータッチポイント網を全米に構築する予定で、EVの共同所有や共同利用が顧客にもたらす新たなライフスタイルを提案していくと云う。
住友商事グループは、北米に有する自動車流通ネットワークやグローバルなサプライヤーリレーションを活用し、リヴィアン社の発展をサポート。持続可能なモビリティー社会の実現に貢献すると共に、北米発の新たなビジネスモデルを開発し、グローバルに展開していくとコメントしている。
[Rivian社 概要]
会社名:Rivian Automotive, Inc.
事業内容:カーシェアリング用自動運転EVの設計、開発、製造、販売、サービス
所在地:ミシガン州プリマス市
設立年:2009年
従業員数:約250名