広角単眼カメラ
スバルは4月13日、北米市場向け主力車種アウトバックの一部グレードに、アイサイトの認識能力を強化する広角単眼カメラを新たに採用したことを発表した。
新採用の広角単眼カメラは、アイサイトのステレオカメラに加わるもう一つの眼として機能するもので、ステレオカメラよりもさらに広い範囲を認識できる。これにより、歩行者や自転車の認識性能を高めるとともに、認識した情報をアイサイトのシステムと連携して処理することで、低速で交差点に進入する際の横断自転車や歩行者との衝突回避や、万が一、衝突してしまった場合の被害軽減を支援する。
この広角単眼カメラを、米国で生産する北米向けアウトバックの改良に合わせて採用する。北米向けの改良型アウトバックでは、ステレオカメラも2020年に日本で販売を開始したレヴォーグでの初採用以降、搭載車種を順次拡大している新型を採用した。新型ステレオカメラは、従来型に対して画角を大幅に広角化したことが特徴で、画像認識ソフト、制御ソフトの改良と組み合わせることで、より幅広いシチュエーションで運転支援を実現。また、アイサイトによるブレーキ作動時の応答性を向上させる電動ブレーキブースターもあわせて採用し、対応力を高めている。
安全機能の他にも、インフォテインメント機能等を改良したアウトバックは、2023年モデルとして2022年秋に米国での販売開始を予定している。