スバルは9月21日、新型「アウトバック」(欧州仕様車)が、ユーロNCAPの2021年安全性能テストで、最高評価である「ファイブスター」を獲得したと発表した。
スバルがユーロNCAPで「ファイブスター」を獲得するのは、2019年のフォレスターに続いて9度目となる。
2021年安全性能テストでは、「成人乗員保護」「子供乗員保護」「歩行者および自転車保護」「安全運転支援」の4項目において安全性能が評価され、新型「アウトバック」は全項目で「ファイブスター」認定の要件となる基準点を上回る点数を獲得。中でも、「安全運転支援」および「歩行者および自転車保護」の項目では、2020年安全性能テストから適用された最新基準での評価を受けた全車種のうち、最も高い点数を獲得した。
今回「ファイブスター」を獲得した新型「アウトバック」(欧州仕様車)は、2021年に発売。ステレオカメラを広角化し機能を向上させた「新世代アイサイト」を搭載している。また、万が一の衝突時に、自車乗員の保護に加え相手車両へのダメージも軽減することを目的に、「セカンドロードパス構造」を取り入れ衝撃吸収性能を強化。さらに、衝突時に自動でブレーキをかけ減速することで多重事故の危険を低減する「ポストコリジョンブレーキコントロール」をスバルで初めて採用するなど、衝突安全性にも磨きをかけている。
今回の新型「アウトバック」(欧州仕様車)のユーロNCAP「ファイブスター」獲得は、スバルの継続的な安全性向上への取り組みの効果を実証するものだとしている。
なお、2021年9月2日に日本で先行予約を開始した新型「レガシィ アウトバック」(日本仕様車)にも、新型「アウトバック」(欧州仕様車)と同様に、セカンドロードパス構造およびポストコリジョンブレーキコントロールが採用されている。