スバル(SUBARU)は、第46回東京モーターショー2019(*1)で、新型「レヴォーグ」プロトタイプを世界初公開した。日本での新型レヴォーグの発売は、来年後半に予定されている。
新型レヴォーグは、「クルマの本質である運転を、心から愉しめる未来をつくること」「人生をもっと豊かにしていくパートナーであること」を目指して開発。
「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」という、スバルのグランドツーリング思想に基づいて最先端の技術を注入。新世代スバルを象徴するパフォーマンスワゴンとして、自動運転化が進むモビリティ社会における「誰もが自分の意志で、運転をどこまでも愉しめる未来」を、具現化したと云う。
新型レヴォーグでは、「それぞれのクルマが持つ価値をより大胆に際立たせる」という新デザインコンセプトの「BOLDER」を採用。
また、新開発の第4世代(*2)1.8L水平対向直噴ターボエンジンや、スバルグローバルプラットフォーム(SUBARU GLOBAL PLATFORM/以下、SGP)× フルインナーフレーム構造を採用している。
さらに、先進安全装備として、新開発のステレオカメラと前後あわせて4つのレーダーで構成される新世代アイサイトを搭載。加えて、高速道路上で利用可能な高精度マップ&ロケーターを活用した最先端の先進運転支援システムや、万が一の際につながる安心を提供するコネクティッドサービスを採用している。
*1:[一般公開日] 10月25日(金)~11月4日(月)/ [会場] 東京ビッグサイト 青海展示棟
*2:第1世代 EA/ERエンジン(1966年~)、第2世代 EJ/EL/EG/EZエンジン(1989年~)、第3世代 FA/FBエンジン(2010年~)
[主な特長]
<デザイン>
スバルのデザインフィロソフィーである「Dynamic × Solid」を深化させ、それぞれのクルマが持つ価値をより大胆に際立たせる新デザインコンセプト「BOLDER」を採用。「意のままにクルマをコントロールする愉しさ」そして「今まで経験したことのない新たなアクティビティに向かって大胆にチャレンジしてほしい」という気持ちが強く込められている。
<テクノロジー>
■新世代アイサイト(新開発)
広角化した新開発ステレオカメラと前後あわせて4つのレーダーによる360 ゚センシングによって、見通しの悪い交差点での出合い頭や右左折時まで、プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の作動範囲を拡大した。
■高精度マップ&ロケーター(新開発)
GPSと準天頂衛星「みちびき」を介してロケーターが自車位置を正確に特定し、高精度マップで高速道路形状をクルマが把握。カーブ前減速や渋滞時のハンズオフ走行支援を実現した。
■コネクティッドサービス(SUBARU国内初採用)
“つながる安全”として、万が一の衝突事故時にクルマから自動で緊急通報を発信。オペレーターを通じて、消防や警察に救援を要請するとともに協力病院とも連携することで、迅速な救命活動につなげる先進の救急自動通報システムを採用。また、ドライバーが体調不良に陥るなどの緊急時には、ボタンひとつでオペレーターにつながるSOSコール機能も搭載した。
<動力及び骨格構造>
■1.8L 水平対向直噴ターボエンジン(新開発)
第4世代となる新開発のBOXERターボエンジンにリーン(希薄)燃焼技術を採用し、加速性能と環境性能を高次元で両立。豊かなトルクによるストレスのない質感高い走りを実現した。
■SGP×フルインナーフレーム構造
2016年発表の第5世代インプレッサに採用されているSGPに、高剛性化に寄与する「フルインナーフレーム構造」を採用することで、SGPの大幅な進化を実現した。