スバル(SUBARU)は10月25日、バッテリー式電気自動車(BEV/*1)「ソルテラ 」の改良モデルを発表した。価格(消費税10%込)は627万円から。計画する月間販売台数は150台。
*1)BEV:Battery Electric Vehicle。
ソルテラは、EVならではの新しい価値や、スバルが長年に亘って培ってきた「安心と愉しさ」という価値を詰め込んだ、地球環境への配慮と実用性を兼ね備えた同社初のグローバルBEV。2022年4月の発表以降、昨年5月には、急速充電の回数および充電速度や、メーター表示に於ける充電容量をパーセント表示とするなど、ソフトウェアアップデートにより実用性が高められた。
今回の改良では、「SUBARU Safety Sense(スバルセーフティセンス)」の機能を拡充。渋滞時の疲労を軽減して長時間の運転をサポートする「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」や「レーンチェンジアシスト(LCA)」、見通しの悪い交差点での衝突回避をサポートする「フロントクロストラフィックアラート(FCTA)」が設定されたほか、後方車両への接近警報や停車中に後方から接近する車両の衝突が避けられない場合にブレーキを作動させて減速する「セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)」等の機能が新採用されるなど、安全性能が高められている。
また、オーバルステアリングホイールの採用で、先進感とスポーティ感を演出すると共に、メーター視認性も改善。さらに、冷間時のバッテリー暖機性能の向上等により、外気温による充電時間のバラツキを低減。低温環境下での、電欠ランプ点灯時からSOC(*2)80%までの急速充電時間が最大で約30%削減(*3)され、シビアなコンディションでのBEVの実用性も向上している。
*2:State of Charge(充電量)。
*3:外気温-10℃の環境下、90kW急速充電器での充電時間(開発時の試算値)。
[主な改良点]
1.安全性能
・アドバンストドライブ(渋滞時支援)。
・レーンチェンジアシスト(LCA)。
・フロントクロストラフィックアラート(FCTA)。
・後方車両への接近警報。
・セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)。
・後方車両接近告知。
・周辺車両接近時サポート。
2.機能装備
・オーバルステアリングホイール。
・パドルスイッチでのS-PEDALモード選択機能(AWD車のみ)。
・フロントパワーシートの調整範囲拡大。
・ナノイーX(ET-HS標準装備)。
[価格表]
※1:33,000円高(消費税10%込)。
※2:55,000円高(消費税10%込)。
※3:55,000円高(消費税10%込)。
※4:88,000円高(消費税10%込)。
※5:110,000円高(消費税10%込)。
☆:写真掲載グレード。
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