スバルは7月29日、新型「SUBARU BRZ」を発表した。
新型「SUBARU BRZ」は、水平対向エンジンを搭載したFRレイアウトのピュアスポーツカー。2012年に発売した初代モデルは、「低重心」「軽量」「コンパクト」という特長を持つ水平対向エンジンを低い位置に搭載することで、世界トップクラスの低重心による優れたハンドリング性能を実現した。
今回のトヨタとスバルによる新型「GR 86」新型「SUBARU BRZ」共同開発では、クルマのベースを共有しながらも、それぞれの個性を際立たせる異なる走りの味を持たせることに注力している。これは、2019年9月に合意した新たな業務資本提携の中で掲げた「もっといいクルマづくり」へ共に取り組んだ成果であり、これまでの自動車業界における協業の形にとらわれない、両社にとっての新たなチャレンジとなった。
■スポーツカーならではの走りの愉しさ
新型「SUBARU BRZ」は、初代モデルから排気量を拡大した、新型2.4L水平対向4気筒エンジンを搭載。徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクを向上させた。レスポンスも早く、滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングとともに、力強い加速をもたらす。
ハンドリング性能では、ボディの再構築により、初代モデルに対しフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と大幅に向上。ステアリング操作への応答性を高め、より軽快な動きを実現するとともに、旋回時のトラクション性能を向上させている。
■エクステリア/インテリア
– エクステリア
より低く、よりワイドに設置されたヘキサゴングリルが低重心を主張するとともに、グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で、体幹の力強さを表現。デザインにアクセントをもたらすだけでなく、スポーツカーとしての性能を最大限に引き出す機能性を持ち合わせた空力アイテムを多数採用している。
– インテリア
水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保。7インチカラー液晶とLCD液晶を組み合わせたデジタルメーター(BOXERメーター)を採用。必要な情報をわかりやすく表示し、走りに集中できる環境を作り出している。
■安全性能
運転支援システム「アイサイト」をAT車に標準装備。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールが、安心で快適なドライブをサポートする。また、高張力鋼板の採用拡大などによりボディを強化するとともに、各種エアバッグをはじめとする乗員保護システムを強化することで、衝突安全性能を向上している。
■販売計画
初年度計画台数 500台/月
■価格表