スバルは2月7日、 2022年3月期 第3四半期連結決算を発表した。
■2022年3月期 第3四半期累計業績:連結売上収益
世界的な半導体の供給不足に加え、東南アジアでの新型コロナウイルス感染症拡大に起因した部品供給の制約が発生し、国内外生産拠点で生産調整や操業の一時停止を行っている。
第3四半期累計の全世界生産台数は前年同期比10.6%減の549千台、国内生産は同12.4%減の350千台、海外生産は同7.2%減の199千台となった。
この結果を受けて全世界販売台数は、前年同期比13.1%減の548千台。海外販売台数は同14.2%減の482千台、国内販売台数は同5.1%減の66千台となった。
連結売上収益は、販売台数の減少により、同3.2%減の2兆75億円となった。
■2022年3月期 第3四半期累計業績:連結損益
連結損益については、販売奨励金の抑制や利益率の高いモデルの販売比率が伸びたこと等による増益効果があったものの、販売台数の減少や原材料価格の高騰等により、営業利益は前年同期比211億円減少となる772億円、税引前利益は同144億円減少となる913億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同113億円減少となる629億円となった。
■2022年3月期 通期連結業績見通し
前回発表時点では、半導体の供給不足緩和を見通して第3四半期以降での挽回生産を計画していたが、現時点においても想定を上回る半導体供給不足の影響が継続していることにより、通期連結業績見通しについては、前回発表値に対して、全世界販売台数は90千台減の740千台(前年同期比14.0%減)、売上収益は2,000億円減の2兆7,000億円(同4.6%減)、営業利益は500億円減の1,000億円(同2.4%減)、税引前利益は450億円減の1,100億円(同3.5%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は350億円減の750億円(同2.0%減)にそれぞれ修正した。
なお、通期連結業績見通しの前提となる為替レートは¥112/US$、¥130/EURO。