ステランティスは10月10日、ドイツに於ける9月単月の車両販売実績でバッテリー式電気自動車(BEV)セグメントトップの座を獲得したと発表した。
ドイツ連邦自動車交通局(KBA)のデータによると、ステランティスブランドは約7,300台の販売台数で約23パーセントの市場シェアを達成した。つまり、ドイツで販売された電気自動車の約4台に1台がステランティスブランドに属していたことになるという。
より具体的には、オペル・コルサ エレクトリックが約2,200台で2位となり、続いてフィアット500エレクトリックが約1,800台で3位、オペル・モッカエレクトリックが約1,300台で4位となった。
首位は米テスラのモデルY。ちなみに1-9月の登録台数でもテスラは前年同期比約50%増の約3万8500台の首位。同じ指標でVWは40%減の約3万23000台となっている。
ステランティスの拡大ヨーロッパ地域担当最高執行責任者(COO)のウーヴェ・ホッホゲシュルツ氏は、この9月単月の総合EV販売首位について、「ドイツの9月に於けるバッテリー電気自動車(BEV)市場でのナンバーワンは注目に値する月でした。
この実績は、当社のBEV製品が顧客の期待に応える優れたポジショニングを示していることを示しています。この機会を利用して、全ての小売パートナーとステランティスチーム全体に感謝の意を表したいと思います。
未来は電気です。私たちはDare Forward 2030戦略計画で、この目標を設定しており、今日もそれに向かって日々努力することに取り組んでいます。
そうしたなかでヨーロッパに於ける当社の電動化の勢いを強調したいと思います。当社は目下、幾つかの新たなBEVを鋭意開発中であり、当社の顧客が購入・利用できる全電動モデルの数を、更に2倍に増やす予定です。
また今年の初めに当社は、ドイツに於けるステランティスブランドの地位を拡大させ、市場リーダーとの差を縮めるという目標を設定しました。それがこの9月に先行するライバルの電気自動車の差を縮めただけでなく、彼らをも超えました」と誇らしく語っている。