ステランティス・ジャパンは4月28日、 DSオートモビルの新型CセグメントハッチバックのDS4を発表、同日より発売を開始した。( 坂上 賢治 )
新たなDS4は、DS7クロスバック、DS3クロスバック、DS7に続くDSオートモビル4番目のモデルとなる。このDSブランドの戦略的基幹車種の登場によって一連のDSオートモビルのフルラインナップが完成した。
フレンチラグジュアリーを体現する新たなDS4は、第3世代のEMP2( Efficient Modular Platform 2 )をベースに全長を4415mm( 全⻑4415mm×全幅1830mm×全高1495mm、ホイールベース2680mm )と、多くの競合車種よりもロングボディー化させて持ち前の彫刻的なプロポーションを強調した。
また同車は、本年1月に仏パリ開催の〝第37回国際自動車フェスティバル〟で「 Most Beautiful Car of the Year 」を獲得して、同催事に於いて世界で最も美しいクルマに選出されている。
そのエクステリアは、ハッチバックに求められる実用性を重視。トランク容量はガソリン/ディーゼル搭載車が430リットル、PHEV搭載車が390リットルの積載量を持たせ、室内に於いてもセンターコンソールやドアポケットなどのストレージ量を最大化させている。
ダッシュボードは継ぎ目のないシームレスな造形としつつ、従来のエアコン吹き出し口を廃したベンチレーションシステムを採用。直感的操作が行える10インチタッチスクリーンとボイスコントロール機能を備え、フロントガラス越しの約4m先に各種インフォメーションを投影するヘッドアップディスプレイを備えた。
搭載されるパワートレインは、1.2リットルガソリン( PureTech )、1.5リットルクリーンディーゼル( BlueHDi )、に加え1.6リットルガソリンエンジンに56km( WLTCモード )のEV走行レンジを加えたPHEV( E-TENSE )の3種。これらに組み合わせるギアボックスは全て8速ATとなっている。これによりWLTCモード燃費はDS4 PureTechが17.7km/L、DS4 BlueHDiが21.2km/Lを達成した。
グレードの構成はベースモデルがTROCADERO( 受注生産 、PureTechのみ )で、主力モデルのRIVOLIは、DSとして初採用の各種インフォテイメントシステムやDSアクティブスキャンサスペンション等を装備。
サステナブルへの取り組みとしては、再生および再利用が可能なグリーン素材を30%使用( うち28%が金属類、2%がプラスチック等の高分子ポリマー )。ダッシュボードの構成部品を筆頭にフロント・リヤバンパー、アンダーフロアなど約50点に再生プラスチックを28kgを使用して環境負荷低減に努めた。
DS 4のメーカー希望小売価格(税込)は以下の通り
機種名/パワートレイン/希望小売価格(税込)
– TROCADERO PureTech/1.2Lガソリン/398万円
– RIVOLI PureTech/1.2Lガソリン/449万円
– RIVOLI BlueHDi/1.5Lディーゼル/469万円
– RIVOLI E-TENSE/1.6L+モーター(PHEV)/572万円
ボディーカラー以下の全6色となる
メタリック系
・クリスタルパール
・グリラケ(LA PREMIERE限定色)
・ルージュベルベット
・オルキュイブル
・ノアールぺルラネラ
パール系
・ブランナクレ
特別仕様車 DS 4 LA PREMIERE 限定50台
なおDS4の国内導入を記念し、フランス語で”The First”を意味する特別仕様車DS 4 LA PREMIERE(ラプルミエール)も併せて発表した。パワートレインはPureTech、BlueHDi、E-TENSEの3種類から選択を可能。ボディカラーはグリラケおよびクリスタルパールのメタリック2色を設定し計50台の限定販売となる。
DS 4 LA PREMIEREのメーカー希望小売価格 (税込)は以下の通り
機種名/パワートレイン/希望小売価格(税込)
– LA PREMIERE PureTech/1.2Lガソリン/514万円
– LA PREMIERE BlueHDi/1.2Lディーゼル/534万円
– LA PREMIERE E-TENSE/1.6L+モーター (PHEV)642万円
諸元、装備、オプション等は以下公式サイトへ