商談後の顧客アンケートでは、「本日の営業担当者の接客・提案はいかがでしたか?」との質問回答で、導入前は「とても良かった」が52.0%だったのに対し、導入後は81.2%と29.2ポイントも上昇。
また、営業スタッフへのアンケートにおいても、「自信を持ってお客様にあった車種提案ができているか」との質問において「出来ている」が導入前は50.0%だったのに対し、導入後は62.5%と12.5ポイント改善している。
2社は、以上の結果から
「ユーザーはもちろん営業スタッフに対しても今回の実証実験の高い効果性が確認でき、お客様にはまさに『わかってくれている感』を、営業スタッフは『根拠のある自信』が深まり、信頼関係の構築に大きな影響を与えることができました」
と語っている。
佐賀ダイハツ販売株式会社 代表取締役社長 畑島 幸博氏のコメント
「今までは最初のヒアリング段階で躓き商談に至らないケースが多々あった。Pepperがお客様のタイプまで事前に把握してくれて、そのデータに基づいて営業スタッフがお客様のニーズに合った車種と判断基準に沿った高いレベルの提案を出来るのは他社との差別化であり、新たなダイハツらしさに繋がる」
ソフトブレーン・サービス 代表取締役社長 野部 剛氏のコメント
「最近、営業におけるAIやロボティクスに関連する相談が急激に増加しています。しかし、そもそも高度なツールを導入する以前に、もっとやるべきことが多いのも事実です。
Pepperはこれまで集客や受付等での利用が中心でした。それはPepper自体が使えないのではなく、Pepperを使う側の人の知恵が不足しているように思われます。
店舗型ビジネスにおいて、人手不足が叫ばれる中、我々の研究開発が役に立てれば幸いです。
今後はこの実証実験結果を踏まえて、営業におけるAIやロボティクス活用支援のコンサルティングサービスを拡大していきたいと考えております」