佐賀ダイハツ販売と営業コンサルティング業のソフトブレーン・サービス(以下、SBS)は、12月6日、新車販売の商談における営業接客の一部をソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」が代行するプログラムの実証実験を実施したことを発表した。
この実証実験は、SBSが開発した新車販売上のヒアリング項目を聞き出すプログラムをPepperに搭載。佐賀ダイハツ販売兵庫店にて9月8日から9月24日まで設置し営業代行を行ったというもの。
主な結果は、期間中の新車販売商談時の試乗率が導入前同数日比で1.89倍、成約率については2.75倍に向上。
また、導入前後の他店舗比でも試乗率が+34%、成約率に至っては+131%まで向上したという。
また、実験では、営業接客における顧客へのヒアリング項目の中で、営業スタッフが聞き出しづらい項目の3つを営業スタッフに代わって行うことで、人間相手では答え難かった質問事項も、Pepperで簡単に聞き出すことに成功。
Pepperが聞き出した顧客の回答項目を、営業スタッフに共有・通知させることで、その後の接客パターンやニーズに合わせた提案が可能となり、試乗率・成約率向上に繋げている。