三菱ふそうトラック・バス(以下「MFTBC」)は3月23日、ドコマップジャパンと車両データの連携を開始すると発表した。
2021年5月より実施した全国のフジホールディングスグループ企業でのトライアル運用を経て、MFTBCのテレマティクスサービス「Truckonnect®(トラックコネクト)」及び「BusConnect®(バスコネクト®)」の一部機能をドコマップジャパンの動態管理ソリューション「DoCoMAP」で提供するサービスを、2022年4月より開始する。
「DoCoMAP」の動態管理サービスでは、新たなデバイスの追加やシステム設定が不要なため、車両位置情報管理をはじめとするリアルタイムでの車両動態管理機能をより低コストで利用できるようになる。ふそうのコネクテッド車両から得られる車両位置情報と車速データをドコマップジャパンの「DoCoMAP」データベースに送信し、データを連携することで、同サービスをふそうのコネクテッド車両で利用できる。「DoCoMAP」のサービスは、既に「トラックコネクト」を搭載済みの大型・中型・小型トラック及び電気小型トラックにくわえて、「バスコネクト」を搭載済みの大型観光バス及び小型マイクロバスで提供する。
また、「DoCoMAP」の動態管理サービスを活用することで、車両稼働率の改善と空車回送率の低減にも繋がり、環境への配慮も可能になる。同時に、リアルタイムでの位置情報が確認できるため、貨物車両だけでなく旅客車両の運行スケジュール管理もできるようになる。MFTBCはテレマティクスソリューションの提供だけでなく、外部パートナー企業との連携やデータの活用をさらに推進し、顧客にとってより価値のあるテレマティクスサービスの提供を今後も進めていくとしている。
■ 主な機能
・リアルタイム車両位置情報
・車両の速度表示
・13ヶ月分の走行履歴
・Google Mapsベースの使いやすいユーザーインターフェース
・運行管理業務に最適な機能を豊富に搭載
・運行記録アプリ「DoCoMAP PLUS」対応